中高年michiのサバイバル日記

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株式投資の基礎 5回シリーズ その2 触れるのは、投資対象を知る 売買の前に分析 信用取引 投資期間

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何事においても継続した勉強が必要

「その2」で触れる項目を列挙すると

1.投資対象を知ること

2. 株式を買う前に分析を

3. 現物取引信用取引

4. 投資期間

と、なります。

1.投資対象を知ること

投資対象を「株式」と知ると、日本だけでも200万社に上る、株式会

社がありますが投資対象は、株式を公開している会社に限定です。

なぜなら、「自分で探して、情報を得られる」ことが、すべてのスタ

ートとなるからです。

情報源については述べませんが

投資しようとする株式会社が

 ・どんな事業を行なっているか

 ・売上や利益はどうなっているか

 ・会社の動向をニュースで知る

 ・配当や株主優待の動向

 ・株価の水準(全体や、同業他社との比較含めて)

 ・予算で買えるかどうか

 等は、知っておくべきです。

2.株式を買う前に 分析を

売買のポイントとして、2つの視点で売買の時期を知ることが必要

2つの視点とは、ファンダメンタルズ分析テクニカル分析 です

(1)ファンダメンタルズ分析とは、

 財務状況、業績等に基づいて、

 企業の“本質的な価値”を分析する方法です。

 ここで【本質的な価値】とは

収益性 (売上高比率、ROE、ROAなど) 

成長性 (キャッシュフロー、EPSなど) 

安全性 (自己資本比率流動比率など)  の三つです。

よく聞く指標に、PER(株価収益率)、 PBR(純資産倍率) 

があります。

割安判断になる指標ですね。

どちらも市場特性や歴史的背景があり、単純に別の市場のPERやPBR

を比較して、投資していこう、といのは難しい

と認識しておきましょう。

(確り勉強するとすれば、勿論とてもよい投資の切り口です)。

テクニカル分析とは

過去の値動きをチャートで表して、そこからトレンドやパターンなど

を把握し、今後の株価、為替動向を予想するものです。

チャートは取引(投資行動)の結果としてできたものであり、過去に

も似たようなパターンがあれば、将来も同じようなパターンになる可

能性が高いと予測します。

テクニカル分析にはさまざまなメリットがありますが、

当然デメリットもあります。

私見

私見を述べると、ファンダメンタルズ分析に基づく、長期投資

(後述)が株式投資の王道の気がします。

私が、長らく市場で生き延びているテクニカル分析の大立者を知ら

ないだけかもしれませんが・・・。

なお、「分析のもととなる数字が信用できない」となれば、投資対象

市場から外すのが原則、もしくは投資信託等を使った投資で、情報分

析ができうる真のおプロフェッショナルに委託すべきでしょう。

3.現物取引信用取引

通常の取引を現物取引と言います。

まず、株式を買って、ずっと持ち続けるか、一定期間後売却する、

という取引です。

取引手法にもう一つ、信用取引があります。

信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預けて、証券会社

からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする

取引のことです。

預けた担保の評価額の一定割合まで株式の取引ができます。

信用取引の基礎知識(コスト、レバレッジ空売り、繋ぎ売り)を

少し書きます。

➀コスト

信用買いの場合、証券会社からお金を借りるので金利の負担が発生

し、信用売りの場合は売るための株式を証券会社から借りるため

貸株料がかかります。

レバレッジ

信用取引では、差し入れた担保の約3.3倍まで取引ができます。

現物株式取引では30万円しか無い場合、その範囲内でしか取引する

ことはできませんが、信用取引では30万円の3.3倍の約100万円まで

取引することが可能です。

空売り

信用取引の魅力のもうひとつは、株式を持っていなくても「売り」

からも取引ができることです。

信用取引を活用すると、「下がりそうだな」と思う局面でも「売り」

から入り、より安い株価で買い戻すことで利益を狙うことができるのです。

投資のスタンスの幅を広げることができます。

④繋ぎ売り

・権利付最終日に優待A銘柄を現物で買い、同時に信用取引でA銘柄を

新規で売建てます。そして、翌営業日に品渡にて決済することで株主

優待を取得することができます。

・長期的な値上がりを期待して買った現物株式を保有している状態で

一時的な値下がりリスクがある場合、その銘柄を売ることによりリス

クヘッジをすることが可能です。

4.投資期間

(1)まず「短期投資派」の投資方法があります。

➀たった数秒間で株取引を終えてしまう“デイトレード”です。

②1週間ぐらいの期間で株取引をする

スイングトレード”と呼ばれるものもあります。

 どちらにせよ、短期投資は、

「会社の成長のために資金を提供する」というよりも、

「株価の変化にお金を投じる」といった側面が強いことになります。

(2)次に長期投資派

 長期投資を分類するときには、

「バリュー株投資(割安な株に投資する)」

「グロース株投資(成長が見込める株に投資する)」があります。

➀「バリュー株投資」と言うのは、

株価が企業の価値に比べて

割安に放置されている株を見つける投資方法です。

つまり、“掘り出し物”を見つけるというイメージです。

割安だった株価が投資家に

評価されて徐々に上がって行き、

フェアバリュー(企業の価値と株価がイコールの状態)に

遅かれ早かれ近づいていくという考え方です。

②「グロース株投資」と言うのは、

これからの企業の成長に注目する投資方法です。

売上や利益が成長している会社がこれにあたります。

 うまくいけば、急成長に伴って株価も一気に上がっていきます。

しかし、順調に成長を続けている間はいいのですが、

成長が止まると株価が急に下がってしまうことがあります。

 

今回は以上です。