中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

今週のお題「告白します」 今回も昔話に終始と思ったのですが、中止

今週のお題「告白します」とあります。

1.「告白」を、秘密を漏らす、と取ると

昔、竹内宏さんで、読みましたが

「秘密を作ることは楽しいが、秘密を漏らすのはもっと楽しい」

というのは、人間の性(さが)のような気がします。

 「ここだけの話」は、みな大好きだし、「告白」に関連する恋愛
ものは身分、おかね、社会慣習、肉親の眼、といった障害があって
こそ、盛り上がるもので、時代が下がって「障害」が減ってくると、
それはそれで、難しくなってきそうです。
 ロミオとジルエットも、歴史的地理的背景が解らないと、さっぱり
切実さがありません。
人間は変わらないから、古典の中にも「告白」をテーマとしたのは、
幾多もあったことでしょう。

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「告白」されてプレゼントをもらったイメージ
2.「告白」古典の思いつき
(1)私が思いつくのは、アウグスティヌス「告白禄」で
 ・アウグスティヌスの青年時代の罪深い生活からキリスト教への
  めざめをたどっている。

 ・アウスティヌスは自分がこれまでの罪深く、道徳にはずれた

  人生を送ってきたことをどれだけ悔いているかについて述べ

  ている。

 ・またその後にマニ教を信仰していたことや占星術を信じていた

  ことの後悔を論じている。

 と、あります。
 昔歴史で知るくらいで、原典読んでいませんし、仮に読んでも、
 価値癌が私には理解できない気がします。
(2)もう一つは、三島由紀夫の「仮面の告白」でしょうか。

・人と違う性的傾向に悩み、生い立ちからの自分を客観的に生体

 解剖していく「私」の告白の物語。

・自身の性的志向への自覚と、男女の愛への試みと挫折が、苦痛と

 悲哀に満ちた理知的かつ詩的な文体で描かれている。

とありますが、三島は頭はいいんでしょうが、その理知的な文章は

、私にはイマイチです。

(3)夏目漱石の「こころ」

  「告白」とタイトルにはないですが、夏目漱石の「こころ」の下巻
 部分「先生と遺書」は、「先生の赤裸々な告白」ですよね。
 何度か、年月を経て「こころ」は読んでいますが、その時々で、読
 み方は変化しています。
 
3.私にとっての「告白」
(1)秘密を持つのは、私にとっても、楽しいことであり、仕事の中
ではいくつもの「機密情報」に接しますが、「墓場の仲間で持って
いく」パターンでしょうか。
そもそも、生活の方を稼ぐ仕事において、たまたま立場上接しただ
けで、形式上の「守秘義務うんぬん」を超えて私が「ばらして、告
白」という訳にはいかないでしょう
(2)同じく家族や、友人・知人関係に関わる「秘密」もそうでしょ
う。
 「大したことがない秘密だ、開示しても、誰も影響を受けない」と
は、 私が、勝手に判断してはいけないできないことだと思っていま
す。
(3)消去法的に、もう「時効」であったり、関係者が存在しなかっ
たり、 「明白に誰も悪影響を受けない情報」の告白、つまり「昔
話」が該当し そうです。
 ところが、この「昔話」をネット上に、開示して、誰が関心を持つ
の だろうか意味があるのだろうか、と考えます。
もっと、具体的に滑、歴史を生き抜いてきた古典はおろか、いわいる
三文小説や私小説にも、遥かに及ばない内容の文章に、全くの他人の
関心を引くようなことが書けるだろうか?と考えてしまいます。
(4)最後にひっくり返し
「このブログで、オマエは告白をしているだろう」と、詰められる
と、そうかもしれません。
私見」という言葉を、私はブログ上で多用するし、本を読んで感じ
たことや、新型コロナ報道に対する見解、米国大統領選挙に関する見
解を書いています。
私の信条の吐露、と言われるとそうかもしれませんし「告白」をいた
るところでやっている、ととられるかも知れません。