1.著しいメディア報道の劣化
(1)「メデイァの権力」という言葉はよく聞きます。
1983年初版「メデイァの権力」の説明に
メディアはいかにして「第四の権力」となったか。
CBSテレビ、タイム誌、ワシントン・ポスト紙、LAタイムズ紙を
柱に据え、これら四大メディア王朝の勃興と発展、渦巻く野心、
政治権力との癒着と葛藤を、膨大な取材と卓越した筆力で描き出す
とありますが、私は、読んでいません。
何やら、現在の感覚では「高尚」な感じすらします。
(2)今日私が書くのは、ずっと低級の話
メディアが、報道機関というには「常識・良識」の不足があまりに
はなはだしく、ここまで劣化すると単なる「プロパガンダ機関」
という話です。
もう21世紀も20年を過ぎていて、前著「メディアの権力」は遥
か以前となりますが、今回のきっかけは、昨年の米国大統領選挙で
あり、その後の米国政治の一連の報道です。
①先日あるyoutuberの話を日本語で聞いたいたら、CNNの責任者
が、まさに大統領選挙で、「プロパガンダ」に徹していたころを、
話していました。
悪意を持って、トランプ大統領を落とすために、「根拠不明」のこと
をさも真実そうに、継続報道していた、との暴露。
先ず押さえたいのが1964年の米国最高裁判決、
政治家や、公的機関がメディアを名誉棄損で訴える条件は以下の
2つだそうです。
・メディアが悪意のある報道をしている
・間違っている情報と知りながら報道していた
というもの。
当該暴露発言が「立証」されたら、まさに、「名誉棄損」に該当し
そうです。
②同じyoutube番組から、もう一つ引用
「そうだろうな」と何となく思っていても確たる証拠がなく、さす
がに自分の文章にできないことが多々ありますが、今回CNN記者
の暴露に、かぶせて書いてみます。
・白人から黒人への「暴力」は個人対個人の関係でなく、「全黒人」
対「全白人」の問題として報道し「人種対立・人種差別」意識を煽る。
黒人からアジア系他他の有色人への「暴力」は、個人対個人の関係と
してのみ捉えて、「人種対立・人種差別」の問題とは決してしない。
なるほど、彼等の意図は、解り易い。
報道の仕方もさりながら、そもそもニュースを取り上げる・取り上
げないの選択肢も自分にあるから、絶大な「権力」ですよね。
「報道の仕方」は、スケールを変えて、新型コロナで日本のメディア
の際に書いたように、公表数字を自分の報道姿勢に合わないなら、報
道ないし、比較論評もしない。「印象操作」がはなはだしい。
2.相手(メディア)との付き合い方
(1)先日なぜ日本人は、メディア信じやすいかの記事を私のブログに
載せました。
マスコミへの信頼度から考えたこと やはり、自分でよく考えること - 中高年michiのサバイバル日記
再度、要約記載すると
マスコミの位置づけとして
〇マスコミ(新聞・雑誌、テレビ)の信頼度は日本で特に高く、こう
した高い信頼度にもとづき、新聞・雑誌などのマスコミは日本の世論
形成に大きな影響力を保っている。
〇これとは対照的に他の欧米諸国におけるマスコミへの信頼度は低い。
特に英国では政党に対してすら下回っている。
〇政府の信頼度との関係では、日本では、政府発表よりマスコミの報道
のほうが信じられているのに対して、欧米諸国では、「どっちもどっち」
か「政府のほうがまだまし」という状況にあるのである。
(2)今後の対応として
①日本人の高いマスコミ信頼度の功罪に関しては、マスコミやネット
の報道を、鵜呑みして無批判的に受け入れる文化・習慣ゆえに、最近
のSNSなどで発信されたフェイクニュースに翻弄されがちというマイ
ナス面もある。
②国民の顰蹙を買うようなメディアの失点が他の先進国とは異なりまだ
起こっていないせいなのだろう、 と書いていますが、
どうもマスメディアは「信用できない」という流れは、大きなうねりと
なりそうで、個人的には、良いことと思っています。
(3)タイトルに「付き合い方」なんて、たいそうなことを書いていま
すが、自分が今まで育できた「常識・良識」をもって、かつ柔軟に、寛
容の精神で、といういつもの方向を言いたいだけです。
3.次にCNNが騒ぐネタは、気候変動らしい
今度も、上記のCNN暴露の続きですが、
いわいる「騒ぐネタ」、つまり視聴者に恐怖心を植え付け、煽ることで、
結果として、視聴率を稼ぐネタは、米国大統領選挙の共和党(トランプ)
攻撃から、いままだ継続してCovid19ですが、次にCNNが騒ぐネタは、
「気候変動」とのこと。
なるほど、日本に対しても、突っ込みどころ満載、と言って攻めてくる
のでしょうか。
日本は日本で、日本流に「新型コロナ」大騒ぎが、まだまだ継続しそう
です。