中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

言霊(ことだま)があるから、イヤなことは想定しない? 現実対応ができる柔軟性が必要ですが・・・

20210608言霊と、危機感
 1.「言霊(ことだま)」をご存じ?
 まず一般的な定義からしましょう。

声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与え

と信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉

な言葉を発すると凶事が起こるとされた。

そのため、祝詞を奏上する時には絶対に誤読がないように

注意された。今日にも残る結婚式などでの忌み言葉も言霊の

思想に基づくものである。

なにも昔話をするつもりはなく、現代もその影響を感じること

がよくあります。 

 「縁起でもない」とは、今でもよく使います。

イヤなこと、起ってほしくないことは、コトバとして発したく

ないということです。

「試験に落ちるぞ」、「ケガするぞ」、「死ぬぞ」、といった

言葉は、状況により「禁句」なのでしょう。

思考実験も流行らなくて、本質的に「悪いことを考えたくない」

もし考えると、ほんとになりそう、という心理を感じます。

  

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言霊(ことだま)のイラストです。

2.準備不足、準備万端?

(1)今日もまた強引な結論付け、勝手な理屈のブログですが、

日本人にありがちで、ほどほどに論点を詰めて、最悪の事態の準

備をあまり想定したがらない。

あえて準備不足であり、準備万端したら、イヤなことが起こりそ

う、と思う心理の話。

いや、例外も多数あり、そなことはないぞとの反論は承知の上で、

こういった考えもあり、程度の私見として・・・・

(2)また新型コロナ感染症の話、から。

「新型コロナ感染症」にチアして、対策がうまくいってないと各

方面から批判もあり、数字無視、非論理的、一方的なものは置い

といて、本来の「緊急事態対応」ができない、憲法上の制約や、

行政制度上の制約、行政の中央集権的でない側面等々は、以前ブ

ログに書きました。

お騒ぎする反体制派やメディア関係者の「恐怖心煽り」がいまいち

受けないのは、「悪いことは、考え無くない」心理が、普通の人の

奥底にありそうな気がするのです。

(3)もっと感じるのは、安全保障でしょうか。

 日本を取り巻く、政治経済軍事の情報は、さまざま入ってきます。

いわいるメイン・ストリームメディアだけでなく、インターネット

の世界交えて、種々だった、しかも国内国外含めて、異論亜情報が

入るのはいい事。

私が無知なだけかもしれませんが「情報統制」は、あまり強いもの

を、感じません。この点では、今に日本はいい事態だと思います。

さて、隣の軍事的に強大化する隣国を想定した綿密詳細な準備・訓

練が、あまり日本で受けない(法整備含めて)のは、ここにも「大

変なことが起こったら困る」といった心理的抵抗があるのでは?

無論、この点は「現実」の報道により、かなり緩和されてきたよう

に思います。

(4)企業経営の実態から

経営判断の手本的な発言で、「弊社は、準備万端、最悪の事態想定
して準備している」というのがあります。
これは、上記の(1)、(2)をひっ売り返すコメントをします。
いうのは簡単だが、現実は手も夢生zかしく「言霊」とは無関係。
そもそも、起り得る最悪の事態を想定できるほど、経営者が賢明で
はないし、仮に想定できたとしても、実行できる資本や人財といった
経営資源が十分とはとても思えません。
それこそ最悪の事態が起こった場合「仕方がない」として、市場から
淘汰される、だけでしょう。
 
3.水に流す、忘れてしまう。
言霊(言霊)と反対概念ではないですが、「水に流す」という心理は
日本人を、良く表す一つかと思います。
いわいる大変な事態が起こっても、修礼に渡って綿密に議論し・結論を
出し、情報を共有し、忘れない、といった傾向がわりと少なそうです。
新型コロナ騒動の一つとして、東京五輪開催の有無で、今は大騒ぎして
いますが、どっちかの結論が出ると、メディア中心に過去の報道はけろ
りと忘れてしまいそうです。
米国で新型コロナの武漢研究所発生説が強くなり、米国メディア「手の
ひら返し」が話題となっていますが、五輪に関して、にほの目でい亜の
「手のひら返し」も、強力そうに思います。