声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与え
ると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉
な言葉を発すると凶事が起こるとされた。
そのため、祝詞を奏上する時には絶対に誤読がないように
注意された。今日にも残る結婚式などでの忌み言葉も言霊の
思想に基づくものである。
なにも昔話をするつもりはなく、現代もその影響を感じること
がよくあります。
「縁起でもない」とは、今でもよく使います。
イヤなこと、起ってほしくないことは、コトバとして発したく
ないということです。
「試験に落ちるぞ」、「ケガするぞ」、「死ぬぞ」、といった
言葉は、状況により「禁句」なのでしょう。
思考実験も流行らなくて、本質的に「悪いことを考えたくない」
もし考えると、ほんとになりそう、という心理を感じます。
2.準備不足、準備万端?
(1)今日もまた強引な結論付け、勝手な理屈のブログですが、
日本人にありがちで、ほどほどに論点を詰めて、最悪の事態の準
備をあまり想定したがらない。
あえて準備不足であり、準備万端したら、イヤなことが起こりそ
う、と思う心理の話。
いや、例外も多数あり、そなことはないぞとの反論は承知の上で、
こういった考えもあり、程度の私見として・・・・
(2)また新型コロナ感染症の話、から。
「新型コロナ感染症」にチアして、対策がうまくいってないと各
方面から批判もあり、数字無視、非論理的、一方的なものは置い
といて、本来の「緊急事態対応」ができない、憲法上の制約や、
行政制度上の制約、行政の中央集権的でない側面等々は、以前ブ
ログに書きました。
お騒ぎする反体制派やメディア関係者の「恐怖心煽り」がいまいち
受けないのは、「悪いことは、考え無くない」心理が、普通の人の
奥底にありそうな気がするのです。
(3)もっと感じるのは、安全保障でしょうか。
日本を取り巻く、政治経済軍事の情報は、さまざま入ってきます。
いわいるメイン・ストリームメディアだけでなく、インターネット
の世界交えて、種々だった、しかも国内国外含めて、異論亜情報が
入るのはいい事。
私が無知なだけかもしれませんが「情報統制」は、あまり強いもの
を、感じません。この点では、今に日本はいい事態だと思います。
さて、隣の軍事的に強大化する隣国を想定した綿密詳細な準備・訓
練が、あまり日本で受けない(法整備含めて)のは、ここにも「大
変なことが起こったら困る」といった心理的抵抗があるのでは?
無論、この点は「現実」の報道により、かなり緩和されてきたよう
に思います。
(4)企業経営の実態から