1.メッセージは相手に伝わることが基本
当たり前ですが、情報は相手に伝わらない、と意味がありません。
「伝わっても、相手が理解できるかどうかは相手次第」、という
話は今日はしません。
あくまで情報発信者について、述べます。
中でも、情報を伝えるには「分かりやすさ」は必須、という話です。
その「分かりやすさ」について、判断の基準が明確化されている
ことかと思うます。
子供ではあるまいし、世の中が複雑怪奇なのは古今東西昔からそう
だろうろうと、普通の大人なら分かります。
そもそも人間が作っている社会だから、複雑曖昧なのは本質的要素
なのでしょう。
それで、あるがゆえに「明確な基準」が必要であり、情報の受け手
に信頼され要素となることでしょう。
2.事例を少し
(1)新型コロナ感染症については、もう2年弱に渡り、いろんな
報道がありますが、少しピックアップします。
①「緊急事態宣言」の目的は、医療崩壊回避であったはず。
そもそも、日本で医療崩壊というのは変な話で、私のブログ
でも取り上げています。
6月6日アップ記事、
から、一部再掲載すると
先進諸外国と比較して充分な医療リソースがあっても「医療
崩壊予測」から、相変わらず発令・延長の「緊急事態宣言」
です。
私も1年以上前から、本当に「緊急事態」なら医療関係者の
「全員参加」をと言っていますが、行政が医療関係者に対応
を命じられないのは「私権制限」の問題もあるのでしょう。
日本で医療体制が不備であるというのは、日本国民のみならず、
海外のヒトにも「分かりにくい」典型かとおもいます。
②感染経路が不明?
コロナ関係資料を見ていると、行動制限判断「基準」の一つに
「感染経路不明」というのがあります。
確か、新型コロナ騒動発生時(もう1年半以上前)からPCR検査
拡充等で、「感染経路を明確にする」と言っいましたが一向に、
進展しません。
関係者のまじめさや技術力でない、制約が大きいのでしょう。
全体主義国家的な強制力を持った状態なら、ぐっと感知レベルが
上がるのでしょうが、瀬ウドに「あいまいさ」を大きく残しており
「まん延した」状態では、こんなんでしょう。
結局「感染経路不明」が高いから基準に触れ行動規制をかけるとい
うのは当局の「高等戦術」かも知れませんが「実質的に困るヒト」
のことを、考えると、もう少しやり用もあるもの。
なお「飲食業者狙い撃ち」の話は、今日はしません。
〇蛇足ですが、「PCR検査陽性基準」は、世界格好でバラバラと
聞いています。母国で陰性、日本で検査したら陽性が続発する
ように思います。
(2)話をがらりと変えて、オリンピックの選考基準
先日のニュースですが、陸上競技の出場者の選考レースがあり、
成績(着順)で、出場候補者を決定するという当たり前の話、でした。
以前は「当たり前」出ない要素が大きかったようです。
過去の成績や、その他の基準を「総合的に判断」して、関係者で
熟考して・・・今日のブログの趣旨「分かりやすさ」の真逆です。
特定の基準を決め、それを事前に公開し、そのとおり実行、これに
つきます。
そのとき、実力を発揮できないかったとか、コンデイション云々
とか、総合的に判断と言うこと自体が、不透明で、変だと思います。
「オリンピックで勝つより、全米選手権陸上を突破する方が難しい」
という言葉を思い出しました。
国ごとに出場人数の枠があるから、ある競技のレベルの高い国では、
国内選考の方が本場のオリンピックより、高い競争レベルも、 当然
ありうると思います。
聴くところ、選考基準は全米陸上選手権での着順通り、とのこと。
こうでないと不満どころか、選考の収取がつかないと思います。
(3)日本国内の大学入試。
国立、私立の区分による説明は、あまり適当でないかもしれませんが
直接国の税金で運用される国立大学(独立行政法人なのでしょうが)
「私学の特徴を出す先行」と、「基準」に差はあっていいと思います。
「一発試験の結果で、選考」というのは、「分かりやすい」し、そうで
なければ、推薦はじめ「選定基準公開」を望むところです。