中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

読書感想文もどきに至らなかった「敗戦記その9」 今回もまた多数紹介

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敗戦記「その9」も同じイラスト

本年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」と

いうのをアップしていますが、今回9回目です。

イラストもあえて、同じものを使用、趣旨も同じで、硬軟とり交ぜ、 

読者への何らかの参考となればと・・・

1.おとなの青春旅行

著者       下川裕治/編著  室橋裕和/編著  

出版者    講談社 2018.7

海峡料理、ベトナム戦争跡、ジャズの聖地、シルクロード、モザイク

画。紹介場所は、多様です。

団体旅行に疲れた人へ贈る、自由で冒険的な、極上の「海外ひとり

旅」15選です。

失敗しない旅行術も、地に足がついた良いノウハウ集となっています。

 私と感覚があう描写を以下に、引用します。

  観光地とは必ずしも限らない、人々の生活の場をじっくりたど

  っていくこと。

  それが本「旅」であるように思うのだ。

  その道のりは平坦ではない。異なる文化、異なる顔立ちの人々の

  中を歩く、ふしぎな高揚感。さまざまな発見や驚き。自分がただ

  ひとりの外国人だという心細さや不安。言葉の壁。毎日のように

  起きるトラブルーーー。

  一筋縄ではいかない。だからこそ、人は旅に手ごたえや生きがい

  を感じ、のめり込んでいく。前に進んでいく。  P4

 

 2.『釣魚大全』大意

アイザック・ウォールトン

椎名重明/著  

出版者    つり人社 1998.6

釣りの古典であり、世界中で愛読、とありますが、私は手にしたこと

がありませんでした。初版は1653年のイグリス市民革命のころであり

今回も、原典でなく「大意」です。

著作「人気の秘密」について、引用。

経済的発展においては、イギリスに遅れをとったとはいえ、哲学的な

ドイツ人たちが、迷走する完全なる釣り人の『釣魚大全』にいち早く

共鳴したとすれば、我が国の釣り人たちも、急速に進む工業化と近代

化の荒波の中で、その多くは、釣果を競い、お祭り騒ぎするよりは

静かな釣りを、心のどこかで追い求めてきたのかもしれない。 P14

内容は、具体的にはマス釣りが中心です。

マスの種類、エサ釣り、ルアーフィッシング、フライフィッシング

夜釣り等々と続きます。

もう一つ、本文から、少し引用します。

ウォールトンによれば、職業としての魚釣りだけでなく、レクリェイ

ションとしての魚釣りも、聖書にかなうものでありうるのである。

そしてそれが「完全なる釣り人」の釣りの仕方、スタイルなのであ

る。  P121

 

 3.世界は素数でできている

  小島寛之/[著]  

出版者    KADOKAWA 2017.8

素数とは、1と自分自身以外では割り切れない数のこと。

素数のよもやま話から素数の歴史、素数にハマった数学者の人生

模様、未解決問題リーマン予想まで、素数のすべてを総合的に解説

する。」というのが、一般的解説。

私の能力、体力、興味他いろんな要素が重なっていると思うのですが

いまは、読んで生きてどうもピンとこない状況、という意味で敗戦記録。

一つ引用とコメント

(暗号が破られないことに関して)

「巨大な整数の素因数分解は、うまいアルゴリズムが見つかってお

らず、高速のコンピュータを使っても100年以上かかってしまうの

です。」P138  との記述があります。

私にコメントは、

 「量子コンピュータ」が実用化されると、もっと短時間で解析できる

のでしょうか、聞きかじりの思いつきです、悪しからず。

 

4.真正保守の反論 左巻き諸君へ!

小川榮太郎/著  

出版者    飛鳥新社 2019.2

新潮45』休刊全真相、モリ・カケ野党とメディア、「ポスト安倍

徹底批判、働き方改革のおかしさ…。

左派がもっとも黙らせたい論客が、言論タブーに挑む。『月刊

Hanada』ほか。雑誌掲載論文に加筆し書籍化。

私がいつも書く「自分が見たいものを見て、聞きたいたものを聞く」

の典型事例のようです。

少し引用します。

 「マスコミに言論の自由はない。

 では、マスコミにあるのはなにか。

 言論の責務である。」

 

5.銀の匙

著者       中勘助/作  

出版者    岩波書店 2001.1

 少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自伝風に綴った作品

ですが、ここは和辻哲郎の解説と行きましょう。

漱石がこの作品を高く評価したのは、この作品の独創性を誰より

も強く感じたからであろう。実際この作品には先人の影響が全然認

められない。それはただ正直に子供の世界を描いたものであるが、

作者はおのれの眼で見、おのれの心で感じたこと以外に、いかなる

人の眼をも借りなかった。」

 
 
 
 

今週のお題「読書感想文」読んだ本を理解するのが前提でしょうが・・・

1.読書感想文と書評

今週のお題「読書感想文」です。

改めて考えると、難しいお題ですね。

一般的には、

読書感想文は、

「その本を読んだあなたの心がどのように動かされたか」を述べる

こと。

読書感想文の読み手の、関心事は、筆者の感想ですよね。

一方書評とは、書籍の内容を読者に紹介するために論評したもので、

主に読者が書籍を選ぶ参考にする目的で書かる、と言われています。

つまり、読書感想文は自分の感想を述べるのが目的、

書評は本を紹介するのが目的。

 

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 2.読書感想文のむずかしさ

今も昔も、読書感想文が難しいのがよくわかります。

どのように心が動かされたかを

  〇把握することも、

  〇それを表現すること

も、双方とも極めて難しいですよね。

難しいこと、苦手なことが嫌いになるのは、人間の心理。

私は、子供のころも、現在も「読書感想文」は苦手です。

 脱線

  感想文を書くのが「苦手」であることと、趣味の読書は別。

  ある程度の年月生きてきて、それなりに読書ををしていると、

  一定の知識の蓄積の部分があります。

  そこでは、々の書籍が「繋がって」くることもあり、それなり

  に面白い体験です。

さて、読書感想文を書こうとして、

もう一つ、本質的な話、理解力の問題があります。

誰でもみな、一流になれるわけではないのは芸術でも、スポーツでも

そうでしょう。

理解力も、人それぞれでしょう。

あるコラムを読んでいたら

読書感想文作成にあたり

「きっかけ→あらすじ→心が動かされたこと→まとめ」

の構成をしろ、とあります。

そのとおり、正しい指摘かと思います。

問題は「あらすじ」が、書けるか、ということ。

書くというのは、大変な作業で、理解している、解っていることが前

提とならないとできないし、相手に伝わるように正確な表現をしなければならない、と思います。

笑い話的に、極端な例を書くと、

  数学や物理学の世界で長らく解けなかった難問を、ついに証明し

  たと宣言したとします。

  ところが、その証明が正しいか否か解かる人が世界に十数人か

  ら、数十人しかいない。

私が言いたいのは、あらすじが書けるほど、理解できる文章は、人

によって違う。

私の場合、理解できる文章の分野がかなり限定されていて、正しく理

解して「こころが動かされた」ことは、そんなに多くはないのでは

、無いか、と不安です。

今更不安がっても仕方ないですが・・・

 

3.「もどき」で逃げる。

私はこのブログで「読書感想文もどき」という表現をよく使います。

ちゃんと書いてあることを理解して、それに対して「心を動かされ

た」ことを書けば、立派な読書感想文でしょう。

私の場合、勝手な読み方をして、実は著者の意図を充分理解しないま

ま、自分が考えていることを、書いてしまう、事がよくあります。

恐らく、著者の意図とずれているのでしょう。

それは、「書籍の内容を読者に紹介するための論評」とも違います。

ある書物をネタに、自分勝手に書いている意味で「もどき」を使うよ

うに、しているだけです。

 

 

 

 

 

 

「読書感想文に関する思い出」から「大人の本気の読書感想文」まで

「超」独学法(読書感想文もどき) 再び野口悠紀雄さん 読みながら反省しきり

「超」独学法

AI時代の新しい働き方へ

野口悠紀雄/[著]  

出版者    KADOKAWA 2018.6

 1.概要

AI時代の新しい働き方を実現するために最も重要なスキルが、「超」

独学法。経済学、英語、ファイナンス理論、仮想通貨、人工知能

ど、縦横無尽に独学した著者が見出した「独学」マニュアルです。

 また、野口悠紀雄さんを取り上げます。このブログでは7月26日の

「だから古典は面白い」で、紹介しています

だから古典は面白い(読書感想文もどき)今回は野口さん 深読みと独自見解はさすがです - 中高年michiのサバイバル日記

野口さんの広義の「勉強マニュアル」は、一世を風靡した超勉強法シ

リーズ以来でしょうか。

2018年6月刊行ならもう1年半前差し古くないか?

さにあらず。「基本」はいつも同じ。

道具としての通信インフラやソフトが一層進展して、利用しやすく、

といったところでしょうか。

 

2.ピックアップ

(いつものように、なるほどと感じた部分を五月雨式に取り上げま

す)

独学とは別に大げさなことではない。このように「知りたいこと

を調べる」ということなのである。 P36

 

自動的に敵が味方に変わることはない。こちら側で何らかアクション

をとらなければならない。そのアクションが独学なのである。 P42

 

(独学はノスタルジーではない、という議論)

・独学者は環境にめげなかった。彼らは権威ではなく、自分の力を信

じた。

・独学者だからこそ新しい発想ができた。 P68

 

時代の変化が激しければ、独学を続けないかぎり、最先端に追いつけ

ない。AIの時代になれば、知の世界はさらに根本的な変化にさらされ

る。それに拠って、独学への先祖返りが起きるだろう。 P70-71

 

(野口さん自分自身のこと)

こうした仕事をしている人間が、独学をしないということはあり得

ない。学生として勉強した知識が仕事の基礎になっていることは事実

だが、仕事の受けで直接役立つ知識のほとんどは、その後に独学で学

んだものだ。  P81

 

新しい分野であれば、教えるほうも独学で勉強するしかないのだ。P82

 

大学の教育は、少なくとも学部レベルに限っていえば、やる気になれ

ば独学で習得できる。  P84

 

人間の生物的条件から言えば、殷代年齢が70~80歳にならなければ

ならない。仕事をする期間が長くなり、働き方も画一的ではなくな

る。 P99

 

 フリーランサーとして仕事をするためには、インターネットを通じて

情報発信することが不可欠だ。   P111

 

(社会人向け学校は)、授業料を稼ぐために行っている営利事業で

ある。そのため、勉強をしたい人のニーズに本当に応えているかどう

か、疑問である。   P114

 

継続のために必要な4つのこと

①  はっきりした目的を持つ

②  強いインセンティブを持つ

③  勉強の楽しさを活用する

④  時間を確保する     P131

 

日本が勉強の必要がないユートピアになっているのなら話は別だが、

長期的に経済的地位が下落し、勉強の必要性が非常に高いにもかか

わらず、勉強しない。これは悲劇である。  P141

 

「人に見せたいから、あるは自慢したいから努力する」というのは、

決して悪いことではない。「政治家は、偉くなるほど能力が高まる」

と言われる。それと同じことである。  P142

 

「そう言われても、教える機会などない」「本を書けるのは一部の

人だ」との意見があるかもしれない。

しかし、そんなことはない。今で名、ブログで誰でも同じことが

できる。   P148

 

電車の中での時間帯の過ごし方を見ていると、その人の未来が見

える。本を読んだりメモを取ったりしている人が最近では減って

きた。スマートフォンを見ている人が多いのだが、何を見ている

のだろうか?  P153

 

全体を把握すれば、ここの部分がどのように関連しているかが分

かる。とにかく最後まで行ってしまえば、何が重要かが見える。

なぜある概念が必要だったのか分かる。個々の概念がどのように

つながっているかが分かる。  P164

 

実用英語におけるもっとも重要な目的は、正しく聞けるようになる

ことだ。

正確に聞くことができれば、ほぼ自動的に話せるようになるという

ことだ。     P184

 

「聴き取ろう」とする意識がない限り、何度聞いても外国語の勉強

にならない。しかし、聴き取ろうとして聴いて入れば、聴く能力が

無意識のうちに向上していく。そして、長い時間の間には、大きな

変化が生じるはずである。  P194

 

英語の勉強は独学、のまとめ

①仕事で必要なのは専門分野の英語、英会話学校では、提供でき

ない

②英語の勉強には文章の丸暗記が必要。一人でしかできない

③居材となる音源の入手が容易になった。  P198

 

独学では、知りたいことのおおよその体系を最初に把握する

必要がある。そうないと、情報の大海に溺れてしまう。 P204

 

AI時代において重要なのは、「私が知りたいことは一体何なん

だろうか?」あるいは、「私のすべきことは一体何なんだろう

か?」ということである。  P228

 

3.読みながら思うこと

 情報インフラが、手がるに使えるいい時代になったんだから、

ますます「逃げ口上」が難しくなります。

「時代の変化が激しいので、勉強しなければ、時代について

いけない」とは、解ってはいるんですが・・・・・

私の場合明確な目的意識の欠如でしょうか。

抽象的ですが、「自ら情報発信したい以上、しっかりしたものを

書く、そのためにしっかり独学をする。」という意識でしょうか。 

 
 

本場インドに挑む日本のカレーの記事から 挑戦は素敵だ、昔も今も

1.挑戦は素敵だ、昔も今も

何か青臭い小見出しになりましたが、「インドでカレーを売る」長繊維

昔若いころ、「北極で冷蔵庫を売る」から「エレクトロニクス本場米国で

家電を売る」といった話を聞いたのを、思い出しました。

なんちゃって創作マンガでなく、熟考を課させたうえでの経営判断でしょう

が当然、思わぬアクシデントも。

何とか、やり遂げて進んで行くところに、ほろりと、感じるものがあります。

古典引用の時に、私が良く使うフレーズですが、「人間は変わらない」面

があります。

今夏も私にとって、「ほろり」の感情でした。

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〇〇風ではなく、あくまで「日本のカレー」イメージ

2.記事案内

引用するのは  本場インドに挑む!“日本カレー“

2020年8月26日 15時22分 NHKニュース

ビジネス特集 本場インドに挑む!“日本カレー“ | NHKニュース

ベタな記事要約でなく、私が「ほろり」ときた部分を引用要約します。

(    )内は、私が勝手に書いたものもあります。

①(現地ニューデリーにて)

本場に初出店

「イラッシャイマセ!」

インド人スタッフの元気なあいさつが響くのは、日本の大手カレー

チェーン「CoCo壱番屋」のインド1号店です。

首都ニューデリーから車で40分ほど。商業施設やオフィスが建ち

並ぶエリアに、8月、オープンしました。

気になるカレーの味は、基本的に日本の店舗で提供されているもの

と同じです。

「インドのカレーと違うけど、最高においしいよ」

「すしは苦手だけど、日本のカレーはいいね!」

「レシピを教えてくれたら家でも作りたいわ」

 インド人客に話を聞くと、前向きな受け止めが多く聞かれました。

日本のカレーを抵抗なくおいしそうに食べる様子には、少し驚きも

感じました。

 

②(そもそもカレーとは)

そもそもインドなどでは、古くからスパイスをたっぷり使って野菜

などを煮込む料理が人々の間で食べられてきました。

地域によって違いはありますが、私たちが一般的に知るカレーと

いうのがこの料理のことです。

 その料理が、18世紀ごろ、インドを統治していたイギリスに伝

わって「curry」と呼ばれるようになり、明治時代に日本に入って

きました。

戦後、日本ではカレールーも開発されて一般家庭でも広く作られ

るようになり、いわば国民食の一つとして定着してきました。

 

 ③(“悲願”のインド進出)

「日本のカレーで本場に挑みたい」

それは、大手チェーンにとって悲願だったといいます。

 1978年に愛知県に1号店を出して以来、40年余り。

店舗網は欧米やアジアも含めて国内外に1400店を超えています。

本場インドへの進出のタイミングは10年余り探っていましたが、

このところの経済発展で道路などのインフラや商業施設が整備

されてきたことに加え、日本を訪れたインド人が、自社のカレー

をおいしいと言ったという評判を聞いたことなどから、今回の

出店に至りました。

 

 ④(独特の食習慣に対応)

インド出店にあたって、最も大事なカレーソースは日本から

運んでいます。

好みの辛さを選べるようにするなど、日本で培ってきたサー

ビスも持ち込みました。

一方で、インド独特の食習慣への対応は重要な課題でした。

 人口のおよそ8割を占めるヒンドゥー教徒は牛肉を食べず、

その次に多いイスラム教徒は豚肉を食べません。

さらに、肉そのものを食べないベジタリアンも全体の3割に

のぼるとされています。

 そこで、カレーソースは肉のエキスが一切入っていないもの

を使用。

キッチンも、ベジタリアン向け専用の調理エリアを設ける

など工夫を凝らしました。

 メニューにはインド人になじみ深い食材を取り入れようと、

現地で試行錯誤を重ねました

その結果、現地でよく食べられているチーズ「パニール」や、

主食のパンの一つ「パラータ」など、“ご当地メニュー”を複数

取り入れることになりました。 

気になる価格は、日本円でおよそ480円から900円ほど。

中間層をターゲットにし、一般的な現地のカレーに比べると

少し高めの値段になっています。

 

 ⑤(突如見舞われたコロナ禍)

当初、予定していたオープンは、3月下旬。くしくもその頃、

インドでも新型コロナウイルスの感染者が増え始めました。

政府が全土を一斉に封鎖し、厳しい外出制限を実施。

このため、出店準備はほとんど止まってしまいました。

 およそ3か月後に、本格的な準備を再開できたものの、感染

を防ぐ対策を取る必要もあり、作業は思うように進みません

でした。

多くの日本人が一時帰国を余儀なくされ、かつ、日本からの

応援も来られなくなる中、現場責任者の中村さんは、ひとり

現地にとどまってスタッフの指導などに当たりました。

 

⑥(定着なるか)

8月3日のオープンから数週間。新型コロナウイルス対策で座席

数を減らすなど、手探りでのスタートになりましたが、徐々に

口コミで評判は広まり、常連客もでき始めているといいます。

「インドのカレーはスパイスと油をたっぷり使うのでカロリー

が高いが、私にとってこのカレーはヘルシーだ」

 私が話を聞いた客からは、近年インドで高まる健康志向を反映

した声も聞かれ、“日本カレー”の可能性を感じました。

新型コロナウイルスの感染が収まらず、外食産業を含め、経済

に大きなダメージを受けているインド。

“日本カレー”の定着に向けた奮闘が、日本とインド、双方に

とって明るいニュースになることを期待したいと思います。

 

3.私が考えたこと

「ほろり」とくる要素が、段取り良く並んでいますよね。

「本場に挑みたい」という野望(高い士気)、綿密な事前計画、

現地での幾多の創意工夫、想定外のトラブル(今回はコロナ禍)、

何とか開店、顧客の前向き評価、今後の展望・・・・・・・

冒頭の書いた「エレクトロニクス本場米国で家電を売る」話、一昔向

人気だったNHKの「プロジェクトX」シリーズ、古典と言われる冒険

もの等々、共通点があります。

人間の感染は「変わらない」面もありますから、同じような構成に

感動します。

海外ビジネスに限らず、幾多の人々の挑戦があります。

古今東西続くでしょう。

その感覚を、より多くドキュメンタリーで、感じられたら、と思っています。

新型コロナ、インフルエンザ同様、多くの医者が参加できる形を望みます

1.そろそろ多くの医者の参加で

新型コロナへの対応は、素人の私か見て、どう考えても変なこと

があります。

全国津々浦々、病院・医院があり、医者と看護師がいてベッドもあり、

なぜその力を使わせないで、ホテルや自宅療養を、指示するのか?

秋から冬になると、季節性のインフルエンザが、はやるだろうし、そろ

そろ医者の「全員参加型」に変えるべきでは?

8月26日のこのブログで、私見として私が挙げていることを、

再度、引用します。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

(現在の「指定感染症」妥当かどうかの議論に対して)

ようやく「検討」段階ですか。

「迅速」な判断が一番望ましいですが、とにかく検討する判断は大変

結構なこと。

密室会議でなく、ある程度、議論の情報公開が欲しいところです。。

菅さんのいう「専門家」とは、現在政府お墨付きの「専門家」に限定

されるようですが、見解を異にする感染症関係学者や、心療内科とか、

も、入れて広く議論してほしい。

そして、専門家の意見は参考にするが、決断して、実行し、責任を取る

のは、政治の役割でしょう。

も一つ踏み込むと、指定感染症を外して、一般の病院でも入院させること

ができれば、ホテルや自宅待機をなくなるし、お客さん(患者)が来なく

て経済的に困窮している医院、病院の救済にもなるのでは?

 

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今回もアマビエのイラストとします。

2. 能力のある医者は全国にたくさんいるのでは?

(1)まずもって、私が考えているのは

 PCR検査至上主義はおかしい。

 検査陽性者と感染者は、しっかり区別すべき

 (なお、下記引用の東京都の資料では、「検査陽性者」の用語だけ、

  無論、英文もそうなっていました。

  「感染者」を使っているのは、メディアに出る都知事やマスコミくらい。

  現場は、実態を解っていて、少し安心しました。)

 世界的に見て、死者者、重症患者数がケタ違い(場合により二桁違い)

 の現実を、冷静にとらえて。

 医学的判断は難しいのでしょうが「コロナが主要因で死亡」は世界と

 日本で、どのくらいの割合なのでしょうか。

 といったところですが、ここではこれ以上書きません。

(2)私が言いたいのは、

 ① PCR検査陽性というだけで、無症状者を捕まえて、ホテルや自宅で、

隔離するのは、どうか、ということ。

 「医療崩壊」思想と、言っているのは、「指定感染症」で縛って、特定の

 大病院(特に地方では少ない限定された病院)に限って、対応を認めてい

るからでしょう。 

新型コロナウイルス感染症が、「よくわからない」2月3月ならまだしも、

もう議論や、実績が積みあがっています。

ファクターXの議論は、しません。

様は、現実の数字を見るべきだと、思います。。

③過去、ずっとインフルエンザに対応しているように、全国の医療機関では、

対応能力はあるはずです。

ひとえに、行政の対応で、対応できる経営資源をあえて、限定しているから

「逼迫とか崩壊」とか、あおりやすい言葉をマスメディアが使うのでは?

繰り返しますが、結果として、病院のベッドが十分あり、医者・看護士とい

ったスタッフがいるのに、ホテルや、自宅を利用を強要する必要はないはず

 ④以下は個人的に思っていること。

新型コロナは、現在の情報では、エボラ出血熱やサーズとは、怖さが違う

だろう。

一人のPCR陽性者だけで、役所や、学校、企業、博物館の施設全体を、消毒

とかの理由でクローズしてしまうのはどうか?

インフルエンザでは、同じことをするのでしょうか?

同調圧力」を、もう少し緩和しては?

私の周りのほとんど人は、「コロナ感染自体は、あんまり怖くない、感染

した後の、周囲にリアクションや対応を考えると、底知れずとても怖い」

との感想。

いわいる都会でなく「地方社会」は、圧力がもっと激しいのでは?

 も一つ感じるのは、マスメディアは優に及ばず、行政や、関係者の中

にもあおる人がいるのを感じる。

例えば重症者の数字を見たら、感染の「拡大、同様、縮小」は、小学生で

も解るはず。

恐怖を掻き立てる数字を連呼し、安心させる数字を抹殺しそうな動きは、

国民の安全をもたらす使命を放棄し、精神的な安心感をわざと疎外させて

いるのでは?

 

3.8月26日現在の東京都の数字から

 私の、勝手な空騒ぎとも、とられかねないので、

数事を一つ、共有したいと思います。

東京都の発症日別陽性者の統計数字が、ありました。

素直に考えると、この「発症者」というのが「患者」相当ではないかと

私は思います。

ただし発症日不明が3割ほどいそうです。

8月26日データで累計13,135人の発症日別陽性者に対し、発症日不明が

6,961人いるとのこと。

ということは、「本当の」患者は8月26日までの累計で20,096人で

34,64%が、発症日不明となります。

つまり、下記発症者別推移の3.5割増しと、考えましょう。

その発症日別推移の数字を見ていら、

8月24日,25日,26日と日を追うごとに減少し、30人.16人、4人です

ちなみに8月3日が直近のピーク234人でした。

なお、前回の波のピークは4月3日の167人、

これはめでたいことで、大々的に取り上げてもよさそうなのですが

「あおる」スタンスに反する情報で、マスメディアは報道しないん

でしょうね。

(追加情報一つ、8月28日締めの東京都の重症者数は、昨日より一人減少の

30人だそうです。記載ミスではありません、30人です。)

都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト

 

米国大統領選挙に思うこと その1 対立軸が鮮明だと盛り上がる

1.米国大統領選の本格化の時期
ご存じのように、11月3日には、米国大統領選挙ですが、民主党
共和党の党大会が始まり、選挙活動もいよいよ本格化、といった
ところでしょうが。
今後、折に触れ、節目節目ごとに、米国大統領選挙に関して私が
思うことを、書いていきたいと思います。 私見です。
本日の結論は、以下の通り。
ある程度拮抗した政治勢力同士で、議論を戦わすのはいいこと、
選ぶ国民にとって、対立軸があるほうが解りやすいことだ、
と思います。
ネガティブ・キャンペーンとか、日本的感覚で「品がない」との
戦略もありますが、「必要経費」として、良しとしましょう。
ということ。
なお、ネガティブ・キャンペーン は1988年の大統領選挙に、共和党
選挙対策本部が開始したらしく、世論調査で10%以上離されてた
共和党のブッシュ候補が、民主党のでデュカキス候補を破った際の
戦略の一つと評されています。 

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11月3日に、米国大統領選挙です。

2.選挙制度の基礎のおさらい
選挙制度の基本のおさらいをします。
①米国大統領選挙は、4年に一度。今年2020年は選挙の年。
2016,2016,2012,2008・・・・と、当然遡っていけます。 
その前は、2016年で共和党のトランプ候補が民主党候補の
ヒラリーに勝ちました。
②実質的には、共和党候補と民主党候補の争いです。
米国は、国家制度として「一党独裁」で張りませんが、実質は
2大政党間の争いです。
③直接大統領を選ぶのではなく、各州ごとに大統領選挙人を選びます。
各州には、人口割をベースに、選挙人の数が割り当てられています
④大統領選挙人は得票数比例でなく、「勝者独占方式 winner takes
all」によります。

つまり、一人でも多くの大統領選挙人を獲得した候補が、「州の選挙

を丸どり」することになります。

⑤当然、多くの州の州を押さえた候補が勝者になりますが、歴史的に

見て実質的に「共和党寄りの州」なのか、「民主党寄りの州」なの

は、大方、決まっています。

よって、戦略としては、どちらの等の候補に入れるか、過去「揺れ

ている州」(日本語訳では「激戦州」と表記することも多々ありま

す。)

つまりスイング・ステート」の開票結果が、勝敗を決します。

 以上、正確な法にも基づく段取り、手続き論は、置いといて実質論で

ざっくり書くと、上記のようになります。

 

3.共和党民主党の政策論について

正副大統領候補が、決定しました。

共和党は、現政権を担当していますから、正副大統領候補はトランプ

とペンスになります。現職の正副大統領ですね。

民主党の方は、バイデンとハリスです。

バイデンは、2016年までの民主党静観の副大統領ですよね。

具体的な再作論争は、今後取り上げるとして、
四つである共和党の政策にについて

トランプ陣営が、共和党の全国党大会が始まる前日の23日、報道機関

などにあてたメールから、引用します。

(日本語のNHKニュースからとりました。)

項目別に書くと

外交政策

アメリカ第一主義をうたい、同盟国に応分の負担を払うよう求め

るほかイラクアフガニスタンに展開しているアメリカ軍を撤退させ

る。

中国について、ほかの外交政策とは別に項目を立てて重要性を強調し

「中国への依存を終わらせる」として

中国から100万人分の製造業の雇用を取り戻すほか、

連邦政府は中国に業務を委託する企業とは契約しない、

さらに、中国に新型コロナウイルスの感染を拡大させた責任をとらせ

る、

などとしています。

新型コロナウイルスへの対策

年末までにワクチンを開発し、来年には社会を元の状態に戻すとし

ています。

別途新型コロナに関し、日本時間2020年8月24日の記事を紹介

   新型コロナウイルスに感染し回復した患者の血液の成分を

   別の患者に投与する「回復者血しょう」について、アメ

   リカのトランプ大統領は、FDA=食品医薬品局が緊急の

   使用を許可したと発表しました。

〇雇用

10か月で1000万人分の新たな雇用を創出するほか、グローバル主義を

排除し、国民に損害を与える国際機関と対決するとしています。

 

民主党につては、後日書くことにしますが、

対立軸ととらえると、解りやすいです。

外交政策において強硬路線か柔軟路線か。

減税政策か、増税して他に回すか、「大きな政府か小さな政府か」

つながります。

安全保障を考えるうえで、軍備予算の維持拡大か縮小化か等々、ほと

んど対立軸で考えてよいでしょう。

 

4.まとめ
現在でも米国が、一番世界でパワーを持っているのは否定できません。
米国選挙結果によって、世界の動向が変わっていくのは致し方、あり
ません。
現在に日本は、実質的な二大政党制存在せず、明確な政策の対立軸を
国民は理解できません。
そういった意味でも、ある程度拮抗した政治勢力同士で、議論を戦わ
すことをじっくり、観察していく必要があると思います。
現政権を、批判するのは日常からですし解りやすいです。
共和党としては、高齢場以前の健康状態、カマラの政治姿勢は「極左
勢力」ではないか、等々のコメントに事欠かないでしょう。
いずれにしても、あと2ケ月強で結果が出ます。
このブログでも、今後私見をいくつか書きたいと思っています。
 

自己啓発の観点から書籍通じて先人に学ぶ その9 今回も沢山の視点あり すべては本人の受け入れ方

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自己啓発観点からの書籍引用 9回目

 

1.改めて「自己啓発」について

 世の中には、相変わらず、自己啓発サイト、溢れています。

そして、私の見解も相変わらず、以下の通りです。

私自身が、語れることなど、たかが知れている。

しかも「実績がないと同じ言葉でも、読み手の感じる「重み」が全く

違う」。

したがって、先人の言葉の紹介の中で、本人が「自己啓発」と感じる

部分があれば、それでよし。

と言うわけで、本日もいくつか紹介します。

9回目となります。   

2.われらみな食人種(カニバル)

レヴィ=ストロース随想集

 著者       クロード・レヴィ=ストロース/著  

渡辺公三/監訳   泉克典/訳  

出版者    創元社 2019.11

(4)「われらみな食人種」より
➀オーストラリア政府に行政管理が移管される以前にクールーの
犠牲となった集団は、カニバリズムに熱を入れていた。
一定範囲の近親者の遺体を食べること が、当人に愛情を示し敬意を
表する仕方とされていたのである。  P153
 
②時代や場所に応じてカニバリズムの様態や目的は途方もなく多様
はあるが、鍵となるのはいつでも、
他人の肉体に由来する一部分ないしは肝要部分自発的に導き入れる
ということである。
このように悪魔祓いを済ませると、カニバリズムの概念はかなりあり
ふれたものでしかなくなる。  P159
 

 (以下は、引用ではなく、私の感想文みたいなもの)

まとめ と私見
どの世界もそうですが、前提となる知識が不足していると論理展開
についていけません。
レヴィ=ストロースにしても、随想の対象のモンテーニュにしても、
膨大な整理された知識があって、そのいくつかは、読み手が知って
いて同然として、思考、記載、解説過程を省略し、次々と論理が
展開されます。
よって「解っている人」には、論理展開が面白いのでしょうが、
「解っていない人」には、「ついていけない」ということになり
ます。
では、対処法は? 単純です。
周辺知識を知識を深めて、著者の論定展開を楽しめるレベルまで
なるか、もしくは諦めてしまう、のどちらか。
ありがたいことに我々は奴隷でなく、自由人です。
 

3.本当の武士道とは何か

日本人の理想と倫理

著者       菅野覚明/著  

出版者    PHP研究所 2019.12

 

本書の概要は、

  武士たちには、功利や損得哲学よりも、はるかに大切にし

いた精神や価値観あり。

現場の感覚をふまえた武士道は、どういうものであるのか。

武士たちが最終的に守ろうとした道徳とはどのようなものか。

そして、それらは現代を生きる日本人にいかなる「力」を与

くれるのか武士が語った原典を確認しながら、その「死

覚悟」の基底にものに迫る、というものです。

 

私が本書で論じたい武士道とは、

実際に現場で刀を振るって血まみれになり、武士として生き

抜いてきた人々が形づくった「現場の感覚から出た思想」

あり、本当の武士道です。   P7  

 

武士とは「戦う生活者」であり、「強くなり、戦いに勝つ」

ために様々な鍛錬を重ねていたことを紹介しました。

(中略)武士たちは、徹底的に強くなることを求め続けたから

こそ、透徹した生き方や道徳に行きつくことができた  

 P51-52

 

(日本人の生活に最後に遺さねばならない核心について)

柳田の答えは「家」でした。

家とは何か。

それは先祖に対する信仰だと柳田は言います。 P183

 

日本でも「意志と力(砂漠型)」、「知と合理性(ヨーロッパ型)」

は大切ですが一番大事なのは「豊かで深い情」なのです。

日本人の生活の目標は、「情」を満足させることにあったのでは?

   P201

 

締め (著者の本文の結び)

武士たちがめざした「真の強さ」、言葉を変えていうなら、日本人

がめざしていた「人間としての強さ」の基底には、まさに家族や

仲間を愛し、心を通わせあうことを尊ぶ倫理観と理想があった

のです。  P209

 

 4.大世界史

現代を生きぬく最強の教科書

著者       池上彰/著    佐藤優/著  

人造国家ギリシャの解説

現在のギリシャは、19世紀に恣意的に作られた
オスマン帝国をいかに解体していくかが課題
1829年に、古代ギリシアの滅亡以来、1900年ぶりに独立する、
国民はDNA鑑定、トルコ人と変わりない
言語も古代ギリシア語と全く違う
古代の哲学者とも無関係
古代ギリシアと関係があるかのように誤認させることロシア
とイギリスが合作で行ったオスマン帝国を解体するために西側
の「出店」として作った国家だから
そこの存在すること自体がギリシャ人の仕事
「財政危機はギリシャ人が怠け者だからと責めても仕方ない
               以上P102-106
「近代国家」
近代国家におけるナショナリズムは、「こころの中にいる神」
が徐々に世俗化され、「神」が「民族」に代替されることで
生じてきたのだと思います。
ベネディクト・アンダーソンの言う「想像の共同体としての民族」
は、まさに「心の中にある民族」だからです。  P197
 
 5.ビジネスマンのための歴史失敗学講義

何が明暗を分けたのか

著者       瀧澤中/著  

出版者    致知出版社 2019.11

  組織(第一講)

徳川幕府日本海軍、海軍航空隊、大日本帝国憲法水戸藩

(1)変化に対応できない組織の失敗

  組織が変化に対応するには、正しい情報だけでなく、優れた

 想像力が必要。

  「こうなるかもしれない」という想像力。

(2)運用の誤り

 組織は常に、持っている資産(人、モノ、資金、技術、ノウハウ

など)をいかに 運用するかという点に注力すべし。

(3)規則に縛られる

 常に柔軟に、変化する情勢に対応する規則こそ、組織は求める

べし。

(4)指導者の不在

優秀な人がいて、資産があっても、指導者不在であれば、組織は

崩壊

 対外関係(第五講)

足利義昭蒋介石福島正則汪兆銘、台湾断交)

(1)他者を利用するしたたかさと愚かさ

大きな力を借りた場合、状況が変わればいつでも捨てられる、

歴史はそういう冷酷な現実を教えてくれる

(2)信頼を裏切ることの稚拙さ

信頼を裏切ることが結局裏切った側の失敗にもつながる

「目の前の我欲」で、大損をすることもある

 まとめ、感想

著者の意図、分析は正確に伝えたにしても、このブログだけ読んで

いると、読み返してみると、史実が欠けているので、具体的事例を

欠く自己啓発書みたいで、どうしても面白みがありませんね。

申し訳ありません。

 

 6.最後に

したり顔で、私がどうこう解説するより、まず、いろんな考え方に

たくさん触れることでしょう。

出来れば、ある程度の評価が固まっている書籍が、そのなかに含まれ

るといいと思います。

自分が賢くなるためには、「賢い」と思っている人の考え方をたくさ

ん知ることが、一つの道だと、改めて思います。