今回、感想文を書くのは、
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく
熟読術・速読術「超」入門
著者:佐藤優
東洋経済出版社
難解な本、大量の本をどう速読していくか、いわいるノウハウ
本です。
ノウハウ本というと軽そうですが、佐藤優氏の作品は、そうでは
ありません。
本書は、著者の長年にわたる読書術を体系化したものです。
でいます。
古典とまでいかなくても、私の読書は、「著者がもう亡くなって
いる」場合が多いのですが、いま生きている人の中では、
佐藤さんもよく読む部類の方です。
も、もう亡くなっていますしね。
路地裏の経済学の竹内さんや、実業家の邱永漢さんの本も以前
よく読みました。 彼らいずれも、すでに亡くなっています。
さて、「読書の技法」の構成を書くと
第Ⅰ部 本はどう読むか
第1章 多読の技法
第2章 熟読の技法
第3章 速読の技法
第4章 読書ノートの作り方
第Ⅱ部 何を読めばいいか
第5章 教科書と学習参考書を使いこなす
第6章 小説や漫画の読み方
第Ⅲ部 本はいつ、どこで読むか
第7章 時間を圧縮する技法
今回は、少し気になった表現を抜き書きすることにします。
P43 多読の技法から
(筆者が知の巨人から学んだのは見た目の読書量でなく)
「その根底にある知識と強靭な思考力とそれを身に費える
ための熟読法である」
P55 熟読に技法から
入門段階で基本書は、3冊、5冊と奇数でなくては、ならない。
その理由は、定義や見解が異なる場合、多数決をすればよい
からだ。
P58 熟読の技法から
重要なことは、知識の断片でなく、自分の中にある知識を
用いて、現実の出来事を説明できるようになることだ。
そうでなくては、本物の知識が身についたとはいえない 。
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