今日は10月14日です。この3日間の私にとってのメディア報道は、台風報道
メインでサブがラグビー日本代表でした。
個人的理解で、この3日間、台風19号に対して思ってこと、感じたことを書い
てみます。
1 事前報道(10月11日金曜以前)
結果的に、台風19号は前振れ通りのモンスターでした。
気象庁の事前報道に驚きました。
「前代未聞」という言葉も流布したしたようです。
交通規制(計画的に電車が止まること。)も、さもありなん、
と思えるモンスター台風想定です。
ラグビーW杯の一部試合中止は、残念。
楽しめました。)
2 10月12日の千葉県内マンションにての台風19号体験
この日は、千葉の自宅マンションも、大変な風と雨でした。
台風19号が通過する10月12日土曜は,ベランダをちゃんと片付け、
もろもろ備えをした後、テレビ報道にかじりつき状態です。
不謹慎覚悟で書くと、渋谷のスクランブル交差点、人っ子一人
いない映像をみたのは、初めてでした。
今後はないかもしれません。
というか、同様の事態が発生しないことを、祈ります。
今や、渋谷のスクランブル交差点に人がいない、とは想定しがたい
例えば50年前は都会でも、静寂があったのでは、と想像しますが
あくまで想像です。
(私は50年前は九州の田舎に住んでいましたので。)
同じく テレビを見ていて、ダムの緊急放水の報道に、「大変だけど仕方
ない」 の意識。
ダムも、急速に水が流れ込み一定の貯水量を超えると、許容量オーバー。
水圧もすごかろうし、放水しないと、ダム維持そのものが 危険なのでしょう。
放水は、広義の社会のシステムを守るための当然の行動ということで。
とはいえ、急に水が上がる地域の住民感情、災害発生危険度の高まりが、
頭をかすめます。
自宅マンションに話を戻すと、、夕方から急に強くなり、午後11時ごろが
ピークだったでしょうが、「すごい」という表現は、使いたくないですが、
相当な雨の音と風の音でした。
台風19号通過後は、急に静寂がやってきました。
かつてダッチロールする台風や、ぐずぐず動かない台風がありましたが、
今回足が早かったのは(私の住所では)幸運でした。
3 10月13日日曜の自宅とテレビ
台風一過、で快晴。すこし暑いくらい。
我が家は、ガス、水道、電気の生活インフラは大丈夫でした。
遅い午後から動き出します。
近くのスーパーに行ったのですが、車から見える街の景色も、
先日の台風15号みたいな倒木はなく、工事足場の崩れもなく、
平穏に見えました。
テレビ報道では、今回は千葉県全体としては、前回の台風15号より
軽い被害の様子。
一方、静岡や神奈川が罹災したようだが、どうも北関東のほうが、被害が
甚大な感じがします。
4 10月14日月曜の報道
台風19号は消滅しましたが、残した爪痕は大きい。全容把握はまだで
しょう。
22時過ぎの報道ですが
台風19号、死者56人に=各地で堤防決壊、避難3万人超-孤立地域の救助続く:時事ドットコム
台風19号による記録的大雨の影響で、14日までに福島県で男児の死亡が確認されるなどし、犠牲者は11県で56人となった。浸水被害は東日本の広範囲にわたっており、各地で警察や消防による行方不明者の捜索や取り残された人の救助が続けられた。
国土交通省などによると、14日午後4時時点で、少なくとも35の河川で堤防50カ所の決壊が確認された。吉田川(宮城県)、阿武隈川(福島県)、矢代川(新潟県)、千曲川(長野県)、那珂川(茨城県)、荒川(栃木県)、都幾川(埼玉県)などで、特に宮城、福島、栃木などの各県で多発。決壊はさらに増える恐れがある。
5 ここから私見
13日日曜は快晴、夜はラグビーワールドカップでの日本のスコットランド撃破
にわき、いい気分でしたが、
14日月曜になり、北関東から中部北陸、東北と堤防決壊はじめ、悲惨な情報が
ヤマほど流れてくるのに、たじろいでしまう。
テレビで見る、飲料水を求めて給水車の前に並ぶ姿は、以前の東北大震災で
自宅エリアが液状化に見舞われた時を思い出します。
同じように給水車の前に並びました。
マスメディア含めて、事前報道では、大風15号被害を受けたの千葉南部の館山
中心で、栃木、茨木、福島他、北関東や東北の堤防決壊の可能性は、私が知る
限りインターネット報道にも、記載を発見できませんでした。
それこそ、だれしもノーケアだったのでしょうか、そんなことはないでしょう。
専門知識があったり、経験則とかで被害を想定していた人や、警告を発して
いた人はいたもしれませんが、その警告が大きく、現場に浸透するまで、取
り上げられることがなかった、ということではないでしょうか。
なぜ、警告できなかった、情報を伝達しなかった、と誰かを責任追及する
つもりは、むろん私にないし、そもそも正確な責任追及が不可能でしょう。
少し例えが違うかもしれませんが、どんなに予算をかけ、英知を結集しても、
ピンポイントでの短時間での地震予知は、いまだにできていません。
台風被害についても、今後も「想定外」はありうるし、台風以外の自然現象
に対して被害が想定外ということは、続くでしょう。
偉そうに言うつもりはありません。
粛々と対処療法で、より次善の策を探っていくしかないでしょう。
人間の能力は、まだ(もしくは永遠に)正確な未来予測はできない
でしょうから。