1.球磨川氾濫のニュース報道
陳腐な表現となりますが、「自然の力」は、すさまじいものです。
おそらくテレビが登場して以来、私の地元が、ここまで大々的に
報道されることはありませんでした。
おそらく今後もないでしょう。
悲しいことに、報道の内容は、災害、地元を流れる急流が、連日の大
雨をうけ氾濫、地域全体が、水浸しとなり、甚大な被害というもの。
報道は、別のサイトで見ていただくとして、今回は、書評や、社会情
勢コメント等でなく、極めて、個人的な話を書きます。
2.昔話から
昨年10月30日に「釣りの思い出」として下記ブログをあげています。
釣りの思い出(子供の頃、学生時代、社会人、最後は子供の見守り)原点は球磨川 - 中高年michiのサバイバル日記
冗長になりますが、
と題した、小文を再掲載(一部カット)させてください。
九州の南の方に、人吉盆地を流れる球磨川という急流が
あります。
「アユ釣り」で有名な川です。大きい尺アユが取れます。
メディアでもよく取材が流れますし
関西から西の方に住まいの「アユ釣り師」なら球磨川を
知っているはずです。
さて、球磨川は、子供の私にとっては、自転車で、もしく
は歩いても行ける近場の川です。
内容は、普通の川釣りです。
ハエ(一般的にはウグイ?)を狙います。竹竿に道糸と
テグスをくっつけて、リールはありません。投げ釣り出な
いので、道糸もごく短いもの。
ウキ釣りで、エサはドングリムシまたはサシムシ。
一時期は集魚用の「マキエ」もよくしました。
子供で釣りあげられないような、そんな大物がかるわけではありません。
しかし、ブルブル竿が震える、「引き」の感触がいいで
すよね。
手軽な娯楽、といえばそうですが、幼少から中学生まで、
かなりの期間、よくハエ釣りに出かけました。
ハエの引きは楽しみますが、持ち帰って母に甘露煮依頼
するわけでなく、キャッチアンドリリースですね。
3.幸い人的被害は、なかった
現在の住まいは、割と高台にあり、水没は免れました。
固定電話はダメですが、携帯は通じました。
「陸の孤島」状態は否めませんが、実父母の所は、電気ガス水道の生
活インフラは、切断されていないようです。
2.昔話からの「釣りの思い出」の頃、私の子ども時代の住まいは球磨
川のすぐ近くの家でした。
今回、堤防の決壊もあり、私の生まれ育った地含めこの市街地は、一
面の水浸し状態。
私の思い出の地が、いくつも物知的に「泥をかぶった」状態です。
ここまでひどいのは、今回が初めてですが、
もう少し小さいのは、何ども経験あります。
川の氾濫後は、後片づけが大変、経験者でなくても解ると思います
が「床上浸水」というのは、泥水が、いろんな生活物資を混ぜこんで
家の中まで、入り込んでくるのですからね。
4.生活の再建
私と同世代、またより若い人のほとんどは、現役世代の生活者です。
市役所勤務や、教職員だけでなく、地元で旅館や飲食店の経営(及
び)勤務の方々も、たくさん知っています。
(農家の方も少数親しくしていますが、ここでは述べません。)
後者にとっては、飲食店や旅館が、自分の城なのですが、こちらが
跡かたなく流される、もしくは「床上浸水」による、使い物にならな
い、状態。
悔もうにも、自然の力の前に、いかんともしがたい、状況ですよね。
旅館や飲食店の話を続けます。
実質、ことし2月くらいから、新型コロナ感染症の影響がではじめる
のは、ある面日本全国一緒、と言ってもよいでしょう。
5月を過ぎ、6月も過ぎ、「緊急事態宣言」も解除され、漸く人の動き
が「温まってきた」矢先の話ですからね。
「大変ですよね、頑張ってください」とか、「どこ見いても、みんな
生きていくのは大変です」とか、軽々しく私には言えません。
「掛けるコトバを失う」というのが、的を射た表現でしょうが。
5.最後に
実質的に自分と無関係だら、報道するアナウンサーや、テレビ等のコ
メンテイター等々が無責任にしゃべっています(実は、他人の考えを
言わされているだけ?)が、責任とれないから、それはそれとして
無視しています。
ただ、「正確な報道だけにしてくれ、解りもしないコメント挟むな」
とついつい、いらだっている自分を感じています。
(彼らは自分の言葉でないかもしれない、冷静に!)