1.日本はすでに人口減少社会
以前、このブログの20191109掲載「人口減少時代の論点」の議題の
ひとつ奨学金問題について、私見として、著者と少し違う見解を述
べています。
に対して)、
教育はそもそもお金がかかるものであり、学ぶことに高い意識を
持った人のために重点的に、使うべきで、意欲のない人含めて、
あまねくいきわたらせる福利厚生的意味合いとは違うと思う。
人口減少そのものについては、異論を述べていません。
このこと自体は、既成事実でしょう。
人口減少時代の論点90(読書感想文もどき) - 中高年michiのサバイバル日記
本日は世界の人口問題に関して少し書きます。
2.世界では、今後20年間は、人口はまだ増えていく
(ただし地域差が激しい)
出典は、国連広報センターの20190702のリリース
話を要約すると
世界を見てみると、国連の報告では
➀1➀世界人口の増大が鈍化、2050年に97億人に達した後、
2100年頃に110億人で頭打ちか:国連報告書(プレスリリース
日本語訳)
② 本日(20190617)発表された国連の新たな報告書では、世界
人口は現在の77億人から2050年の97億人へと、今後30年で20億人
の増加となる見込。 (要は、今後30年で20億人の増加とのことで、
日本と真逆ですね)
③増加率は地域によって異なり、さらに多くの国で人口が減少
具体的には、今後2050年までに予測される世界人口の増加の過半は、
ピア、タンザニア連合共和国、インドネシア、エジプト、米国
(予測される人口増が多い順)の9カ国。
インドは2027年頃、中国を抜いて世界で最も人口が多い国になる。
④サハラ以南アフリカの人口は、2050年までに倍増すると予測
(99%の増加)
2019年から2050年にかけて、人口増加率が低下するとみられる
地域としては、オーストラリアとニュージーランドを除くオセ
アニア(56%)、北アフリカと西アジア(46%)、オーストラ
リアとニュージーランド(28%)、中央・南アジア(25%)、
ラテンアメリカ・カリブ(18%)、東・東南アジア(3%)、
欧州・北米(2%)が挙げられます。
3.先人たちの人口問題意識
そもそも、人口が増えすぎた、とは昔から意識しているようで
神ゼウスが、増えすぎた人口を減らす目的で起こしたようだし
4.まとめと私見
未来予想のうちでは、人口動態は、確度の高いほうで、要は、
世界人口は、100億人まで、あと20億人も増えるけれど、2100年
には、頭打ちとなりそう。
一生物としてホモサピエンスが100億個体というのは、恐ろしい
ですが、総人口に頭打ちが見えてきたのはいいこと。
(世界の高齢化社会の話は、ここではしません。)
私が子供の頃は人口爆発の議論主流で、「頭打ち」が見えていま
せんでした。
最近読んだ本に感化されているのですが、
「ホモサピエンスが延々と地球の主人公でないのは確かだが、
近未来に自分自身の個体数の上限をまかりなりにも、弾き出
せたのは、いいこと」かと思います。
以前の支配者恐竜もしなかったし、カンブリア爆発以降、それ
ぞれの時代の覇者も、自己の個体数への配慮はなかったでしょう。
その点では、人間は、一歩前進でしょうか?
別の視点。
日本の小子超高齢社会も、私はあまり心配していません。
下記2019 年 12月 13日のブログで書いた通りです。
15年から20年後の日本の将来は明るそう。(超高齢社会への私見) - 中高年michiのサバイバル日記
あまり先のことに、私の頭がついていかないこともありますが、
現在の人口動態予想で、日本人がこの100年間で、消滅するとの
予測は、皆無に近そうです。
消滅しないなら、日本人の総数が、江戸時代のように3,000万人
になっても、いいじゃないか、というのが私見です。
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