中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

犬は、やはりホモサピエンスの最初の友達、パートナーのようです。

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狩りのパートナーとしての犬のイメージ
犬について、タイトルの件で少し書いてみます。
いろんな引用含め、勝手に想像しながら、ホモ・サピエンスと犬
のなれそめ、深まる付き合い、を書いてみます。
 1.個人的には犬は苦手
個人的には、犬は苦手で昨年11月16日に、このブログに
「私は犬が怖い(本ではなく個人的体験)」と書いています。
趣旨は
私は幼児のころシェパードに噛まれた原体験があります。
私にとって、ずっと犬はコワイ存在、ついに今でも友達には
なれていません。
というものです。
 個人のニガテ意識は置いといて、今回は、歴史を遡ってみます。
なお、現在の状況は、書きません。
「犬とヒトとのおつきあい現役組」含め、現状分析は、私よりはるか
に適任の方が、多々いらっしゃるでしょうから・・・。
  2.犬と人間のつながり

犬と人間のつながりの歴史。どうして人間は犬と暮らすようになったの?(PECO) - goo ニュース

2017/09/27 18:21

➀どうして人間は犬と暮らすようになったの?

 犬は歴史上、人間が初めて家畜として飼育した動物であるとされてい

ます。

犬と人間との関わりの歴史は驚くほど古く、約40万年前〜15万年前の

旧石器時代の遺跡から、犬の祖先であるオオカミの骨が発掘されてい

ます。

どの時点でオオカミが犬へと進化したのかはよくわかっていません

が、少なくとも世界各地に点在する約1万2000年前〜3万5000年前の

遺跡においては、人間が居住していた住居跡や洞窟の中から犬の骨が

見つかったり、犬が人間と共に墓に埋葬されているのが見つかってい

るため、この時期までにはオオカミは犬へと進化し、人間とともに暮

らし始めていたことが伺えます

ヒトと犬がネアンデルタール人を絶滅させた | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

②ハンティングの腕前に差が出た理由

それでは、同じ食物をめがけて競い合ったネアンデルタール人と現世

人類は、どちらがよりよいハンターだったのか。

そして、そのハンティングの腕前の決定的な差を生み出した要因は何

だったのか。

議論はオオカミを家畜化した末にヒトが手に入れた、イヌの重要性へ

と展開していく。

ヒトとイヌの深いつながりが例外的に大きなヒトの白目(強膜)にも

現れていることなど、興味深い事実が次々と例示されていく。

そして著者は、形態学や遺伝学からはオオカミとイヌを区別すること

はできず、「オオカミでなくイヌであることは、その行動と人間との

関係からしかわからない」と説いています。

 ここで私が、言いたいのは、ネアンデルタール人滅亡の論証でなく

「ヒトとイヌの深いつながり」の話です。

 3.「犬からみた人類史 」から抜粋

この本は、   大石高典/編  近藤祉秋/編  池田光穂/編

出版者    勉誠出版 2019.5

ネーミングが気にって、手に取ってみました。

複数の学者がパートを担当して書いたものの集大成です。

  犬の視点から人類史を捉え直し、進化生物学、文化人類学、民俗

学、狩猟など様々な分野から、多様で複雑な人と犬の関係を考察する

もので以下に2,3引用します。

ネアンデルタール人の絶滅が「イヌ」のためだったかも、という

説がでて話題になった。

この説(シップマン2015)によれば、ヨーロッパのクロマニヨン人
すでに35,000年ほど前にオオカミと異なるイヌのような動物を連れて
狩猟をしており、この技術上の優位性が、競争種としてのネアンデル
タール人を絶滅に追い込んだのだ、という。
興味深い大胆な仮説である。 P26
 
②縄文遺跡に残る動物の骨はほとんどが縄文人の狩に由来するので、
解体され、調理しやすいように叩き割られている。
ところが、縄文犬はしばしば全身の骨が解剖学的に正しい位置を保っ
て発見されるため、縄文人はイヌが死ぬと家族同様に埋葬したと考え
られるようになった。  P68
  
③イヌは一番古く家畜化された動物。
ウシやブタなどの食用を目的とする家畜とは違い、イヌやウマのよう
ヒトと共に作業するための家畜では、その選択過程において、性格
重点が置かれたに違いない。    P90
 4.最後に私の感想
しつこいですが、個人的体験は置いといて、
ヒトとイヌの関係には、ロマンを感じます。
やはり、人間にとって、最初の友だちだったのですね。
1.7万年前、ロシアの洞窟で シベリアンハスキーの骨を発見との話も
ありました。
最初の家畜ですが、3.②にあるように、食用の家畜でなく、ともに作業する家畜でありやはり、仲間ですよね。
不勉強で、記憶が定かではありませんが、牧畜が農耕より早いのでは?
馬は農耕より、牧畜の時、人間の乗り物物、あるいは戦争の際の乗り物でしょう。
ヒトが馬に乗り、犬を仲間に、羊、ヤギを追う牧畜をイメージしてみました。
 
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