フィルターバブル (filter bubble) とは、「インターネットの
検索サイトが提供するアルゴリズムが、各ユーザーが見た
くないような情報を遮断する機能」(フィルター)のせい
で、まるで「泡」(バブル)の中に包まれたように、自分
が見たい情報しか見えなくなること。
この言葉が一般に広まったのは、2016年のアメリカ大統領
選がきっかけでした。
選挙結果に関する分析が進み、SNSで拡散したフェイク
ニュースが、同じ政治的思想を持つ人の間で共有される一
方、それ以外の人との間では、知らず知らず情報の「分
断」が起きていたのではないかという疑念が生まれたので
す。
私自身、「フィルターバブル」という言葉に興味は持って
いましたが、どこか欧米とは政治的・歴史的背景が全く違
う日本は事情が異なるだろうとも思っていました。
しかし、とにかく人々の生の声を聞いてみようと、冒頭の
グループインタビュー調査を行ったのです。
そこで浮かび上がったのは、若者たちのいまのテレビに対
する不信感と、SNSをナマの情報を直接得られるツール
として使いこなす姿、そして、すでに身のまわりの情報が
多すぎるため、自分が知りたい最低限のこと以外には手を
広げたくない、という切実で合理的な考え方でした。
くないような情報を遮断する機能」まで、できるようになった。
③「お互いに解りあえない」、「話がかみ合わない」、「分断」
といった現象が、一層発言しやすい環境。
④それゆえ、縦(歴史)と横(世界)から広くバランスよく情報
をとる努力が必須である。
⑤バランスよく収集した情報を基に、自分の頭でしっかり考える
ことが、今後生きていく知恵となる。
3.縦(歴史)と横(世界)からの情報
上記の④を少し補足
(2)横は世界各地からの見方
できればいろんな言語から情報収集できればよいですが、個々人で
言葉の制約があるのは仕方ありません。
「そもそも市場に虎が出るなどとは明らかにありえぬこと
です。
しかし三人もの人間が言い立てるとなると、市場に実際に虎が現れたことになるのです(三人言いて虎をなす。)
「戦国策」の「魏」の巻に出てくる逸話で、讒言(ざんげ
ん)がいかに容易に信じられるかを物語ったものであり、
またこの王の愚鈍ぶりを伝える話でもある。
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