中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

Co2を化学品の原料などに変換する新しい装置が開発されたそうで、それ自体素晴らしい。

 1.発明・発見の成果が、当初目的とずれることは多々

(1)何も特別な話をするつもりはありません。

錬金術師」というといかにもうさんくさそうだし、そもそも目的は

化学反応から「金(きん)」を作りだし、ひと儲けしようとしたので

しょうが、結果として化学の進歩に多大な貢献をしたと、思います。

また、一昔前のベータかVHSかのビデオデッキの競争・発達には

より手軽に安価にポルノフィルムを見たいとの人間(多くは男性?)

の欲望によるものだったでしょう。

門外漢の類推ですが、化粧品の開発・発展は、「若くありたい、美し

くありたい」との普遍的な女性の願望の、産物でしょう。

言いたいのは、

後から振り返って、技術の発展・背後に、当初目的とずれたり、目的

覆い隠したりしたものが多かったような気がします

(2)今回ある新聞記事を見て思ったのは、

新装置の開発は、たとえ当初の目的成就からずれてしまっても、発

明・発見の成果を素直に評価する心の余裕や経済的余裕が欲しい

ということ 。

 も少し砕いて書くと

二酸化炭素を回収・変換し利用する技術で、日本メーカーが新技術

を開発した。

地球温暖化やCo2削減といった「当初の目的」があった。

③結果として、当初の目的成就ずれてしまっても、いつ何時、当該

技術が役立つやしれない

④今回の発明・発見の成果を素直に評価する心の余裕や経済的余裕が

欲しいものということ。

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新技術開発も、まず着想から

 2.私に「環境問題」が解らない

(1)オマエの勉強不足だろうと言われるとそれまでですが、私には

「環境問題」とか「地球温暖化」とか「CO2削減目標」とかの言葉が

論理的にうまく、繋がりません。

・地球がほんとに温暖化しているのか、データから良く解りません。

 どれくらいの時間スパンで「温暖化」を言うのでしょうか。

 過去同様の「間氷期」かとも思えます。

・温暖化しているとしてCO2の排出量増加との因果関係が少なくと

 も私には解りません。

 どれくらい「人工要素」、つまり人間の原因なのか、立証できるの

 でしょうか。

・環境対策として、Co2削減対策なら、日本や発展途上国より、

 米国と中国が排出量が多いから、それをどうするかが一番問題。

(2)大問題であればあるほど、所与条件で、議論を尽くすべき。

 自分と違う意見も尊重する謙虚さは必須、というのが、大人の世界

のはずと、思います。

ところが、その前提条件を無視して、一方的に勝手な意見を主張する見解も、よくあります。

例えば、環境問題至上主義的発言は怖い。 何をおいても、すべてを無

視しても環境保護が第一という過激さ。

同じ理屈 に立つと、人間の存在自体が「地球環境」に悪いのだから、

人間を減らす方法が一番ということ?と混ぜ返したくなる、ことも

あります。

 

3.上記の発明の具体的記事から

(1) 二酸化炭素を高速処理する装置 東芝が開発 年間1トン

変換可能  2021年3月22日 4時25分  というもの

二酸化炭素を高速処理する装置 東芝が開発 年間1トン変換可能 | 環境 | NHKニュース

話の趣旨は

二酸化炭素を化学品の原料などに変換する新しい装置を開発

・これまでより処理速度が大幅に向上したのが特徴

・今後、装置を大型化すれば工場などでの排出削減に活用できると

 期待されている。

 私が言いたいのは、地球温暖化とCo2の関係が不明であっても、

Co2を変換することで、直接減らす方法というのは、研究を継続すべ

かと思います。 

 (2)記事の詳細を書くと

・新たに開発した装置は、二酸化炭素を電気を使って一酸化炭素など

 に変換。

・セルと呼ばれる部分を何層にも重ねて二酸化炭素を化学反応させる

 面積 を大幅に増やすことなどによって、従来のものと比べ処理速

度が60倍に向上

東芝では処理速度は世界で最も速いとしていて、開発した装置で年

間1トンの二酸化炭素を処理できる

 ・変換された一酸化炭素は航空機の燃料や化学品の原料として利用す

る ことができ、今後、装置の大型化を進めれば工場などでの排出削

減に つながる

 

席研究員の発言として

カーボンニュートラルの実現へ今後、欠かせない技術だ。再生可能

エネルギーによる電気も組み合わせて使えば、二酸化炭素の削減効果

も大幅に上がる」とあります。

 

4.最後に

記事の続きで

「世界各国が脱炭素の目標を相次いで掲げる中、二酸化炭素を回収・

変換し利用する技術は、アメリカやドイツのメーカーなども力を入れ

ていて、国際的な開発競争が激しくなっている」とのことです。

私に奈々らの専門知識も、財力もありませんが、冒頭書いたのを再

記載します。

新装置の開発は、たとえ当初の目的成就からずれてしまっても、発

明・発見の成果を素直に評価する心の余裕や経済的余裕が欲しい、と

いうこと。