中高年michiのサバイバル日記

世の中のこと、身の回りのこと、本のこと、還暦の中高年がざっくばらんに書きつける日記

行政単位としての都道府県は必要? WHO総会や全国知事会のオンライン会議にも触発され再考

f:id:xmichi0:20200327135906j:plain

地方自治を考える、都道府県制はうまくいっている?
1. 都道府県体制について
(1)ふと思うのは、都道府県のあり方は、いまのままでいいの
でしょうか。
ご存じのように、明治維新以来の「岩盤規制」ですよね。
歴史で習ったように、幕藩体制から何が変わったかというと、実質的に廃藩置県が、一番かと思うのが私見です。
(2)「世の中が変わる」と言うと、明治維新後と、太平洋戦争後
が浮かびます。
確かにオイルショック後や、バブル崩壊と浮かびますが、なんといっても現在の我々の体制基礎にあるのは「第二次世界大戦後」の世界。
それにしても「都道府県体制」はすごい。
明治以来150年も生き抜いて言いますならね。
当然太平洋戦争後を境に「「上からの改革」とはいえ「地方自治」の
あり方が変わり、現在の「都道府県体制は全く別物だ」とのご意見もあるでしょうが・・・・
2.会議形式が変わっただけか?
(1)最近の私の関心で、WHOの総会と全国知事会がありました。
WHOの総会は、台湾のオブザーバー参加可否を含め、米中対立が
大きな話題となりました。
ここで、私が取り上げたいのが、参加190ヵ国以上かすべてオンライン参加とのこと。
一言で、すごいな、との感想。
次に、この巨大な総会がオンラインでやれるなら、今後もそうしたらいいのじゃないか?
会議形式だけでなく、意思決定の仕組みが変わってしまうので、「コロナが喉元過ぎれば、元にもどす」と言うのは、私には違和感。
(2)全国知事会議もそう。
政治家と言え、個々人であり「命が惜しい」ことは、何にも優先するのは解る。
「命を張って」対面で会議をやろう、と言う人はいない。しかしながら、こちらもンラインでやれるなら、今後もそうしたらいいのじゃないか?と思ってしまいます。
(3)各方面「時間と費用の無駄遣い」は、感じますが、やはり厳しい収益目線にさらされていない公的、準公的機関に強く感じます。
「遅れている」と感じているのはやはり国会で、テレワークや3密を
叫んでおきながら、実態は?
ブラック・ジョークに感じます。
国会議員や行政幹部なら「隗より始めよ」との言葉は、誰でも知っているのでは。
海外事例の情報を、普通に取れるでしょう。
3.簡素化が一番
 (1)一律に「情報弱者」とは言わないが、テレビ報道をみる人は、まだまだ多数派であり、テレビ報道意見に「誘導されて」いるのを感じます。
例えば、都道府県知事の一部が、ヒーロー扱いのようですが、当たり前の最低限のことのように、私には思えます。
彼等が、仕事ををしているのか、もっと本質的な議論が必要だし、
メディアを自負するなら、情報素材を提供しては?
(2)話がずれそうで、元します。
私見では、現在の都道府県の制度は不要、やはり広域行政が必要。
都道府県体制は、太平洋戦争も生き延び、明治維新以来の「岩盤規制」ですが、やはり150年もすれば、制度のインフラも変わったし、もういいのでは?
このブログで、先日書きましたが、新型コロナ対応も、ヒトの移動を勘案した「きめ細やかな実態」に即して対応すべきを、露呈した感じがします。
つまり、区市町村別に対応策を練るべきであり、都道府県単位ではないと思います。
私見道州制に近い、ところです。
行政は、地元密着の区市町村が、現在以上に権限を持ち、対応を行えばよく、上部の取りまとめ機関は、少人数のローコストで。
「道」といっても、現在の「北海道庁」のような、莫大な人員を抱えるイメージではありません。
WHO総会と、全国知事会がオンライン開催を一例に挙げましたが、
オンライン会議でこと足りるのなら、今後もそのまま継続すればよい。
大幅案コスト削減が、できるはず。
(蛇足ですが、国会も法改正して、オンライン会議でやったら、
 いいのでは?)
繰り返しになりますが、情報インフラの構築、進展で、もう十分
対応可能な時代です。
(3)実は、道州制は法案あり
以上、私の「妄想」ともいえる惰文の付き合ってもらいましたが、
実は、すでに法案もありました。 
 以下の新聞記事を見つけました。
朝日ですが、「報道」事態に虚偽はないと信じて。
自民党がまとめた法案骨子案では5年後をめどに道州制を導入するため・・・
・昨年の衆院選では・・・主要政党が道州制の導入を公約に掲げ
 とか、言葉が躍っています、。
もう7年たっているですけど、と言ってみても仕方ないですね。
 道州制基本法案(2013年04月10日 朝刊)

都道府県を廃止して「道」や「州」に再編する道州制の構

想を具体化するための法案。

自民党がまとめた法案骨子案では、5年後をめどに道州制

を導入するため、内閣府に国会議員や首長、有識者でつく

国民会議を置くことを定めている。

昨年の衆院選では自民党公明党日本維新の会、みんな

の党など主要政党が道州制の導入を公約に掲げた。

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

道州制導入で日本再生を
価格:1320円(税込、送料別) (2020/5/21時点)

楽天で購入

 

エセー(モンテーニュ)から引用 そのⅢ 人間性の大きな多様性と移り変わりやすさ こそがその最大の特徴

f:id:xmichi0:20200209220121j:plain

古典がたくさん詰まったモンテーニュの書庫イメージ

1.モンテーニュの「エセー」とは

韓非子 司馬遷史記列伝)、マキアベッツリ、ロシュフーコー等々

このブログで、私が長年読んでいる古典を引用・紹介していますが、

今回はエセー、3回目(最終)です。

前回は2020年5月9日のアップです。

エセー(モンテーニュ)から引用 そのⅡ 人間性の大きな多様性と移り変わりやすさ こそがその最大の特徴 - 中高年michiのサバイバル日記

使ったネタ本は

エセー  Ⅲ 社会と世界

モンテーニュ/[著]

荒木昭太郎/訳  

出版者    中央公論新社 2002.9

です。(引用のページは、この本のぺ―ジです。)

「完全な中立性」というのはあり得ませんが、今回もwikipediaから

エセーの内容を引用してみると

モンテーニュの目的は人間、特に彼自身を、完全に率直に

記述することであると『随想録』の中で述べている。

モンテーニュ人間性の大きな多様性と移り変わりやすさ

こそがその最大の特徴であると認識していた。

「私自身というものよりも大きな怪物や驚異は見たことが

ない。」というのが典型的な引用句である。

モンテーニュは自身の貧弱な記憶力や、本当に感情的には

ならずに問題を解決し争いを仲裁する能力や、後世にまで

残る名声を欲しがる人間への嫌悪感や、死に備え世俗から

離れようとする試みのことなどを書いている。

  (中略)

モンテーニュのエセーに明白に現れている思考の現代性

は、今日でも人気を保っており、啓蒙時代までのフランス

哲学で最も傑出した作品となっている。

フランスの教育と文化に及ぼす影響は依然として大きい。

フランスの元大統領フランソワ・ミッテランの公式な肖像

写真では『随想録』を手に持って開いている。

 エセー - Wikipedia

 2.ピックアップ

(今回も私の主観、かつて付箋挽いたり、ページを折り曲げたりした

ものからのピックアップ。いわいる有識者の定番的な抜粋とはずいぶん違っているかと思います。)

 

 (アレクサンドロスと、カエサルを上げた後)

三人目の、そしてわたしの考えによる最も優れた存在は、エパメイノ

ンダスだ。

確固とした決断と勇敢さについては、野心によってとぎすまされるも

のではないが、英知と理性がひとつのみごとにととのった魂のなかに

植え付けることのできるものとしては、彼はひとの想像できる限りの

ものをすべて持っていた。   (社会の組み立て P114)

 

ソクラテスは言っている。

若い人たちは教養を身につけるよう、成人たちは立派に行動するよ

う、老人たちは、あらゆる市民の仕事や軍務から身をひき、分の思う

とおりに、どのよう定まった任務に対する拘束もなしに生きるように

しなければならない」と。    (他者とかかわる P148)

 

真実の筋道は一本しかなく、単純なものであり、これに対し、個人の

利益の、そしてひとが担う仕事の便宜の筋道は、おもてと裏のある、

一様でない、先行きの解らないものだ。

わたしはしばしば、そのような偽の、こしらえものの自由がいろいろ

用いられているのを見たが、しかしたいていの場合は成功していなか

った。   (他者とかかわる P226)

 

この新大陸の住民たちには、おのおのが自分の習慣にないものを野蛮

と呼ぶのでなければ、野蛮で未開なところは何もないと思う。

ほんとうのところ、我々は、我々の住んでいる国のさまざまな意見や

慣習についての実例と概念以外には、真理と道理の基準を持っていな

いようだ。      (ひろがる時空 P316)

 

われわれの下にあるものと比べてみようではないか。

自分を慰める材料となる例をたくさん見つけさせないほど不幸な運命

を背負った人間は一人もいないのだ。   (ひろがる時空 P372)

 3. 最後に

優れた古典については、「読むたびごとに、印象や解釈が変わる

こともある」、と聞いたことがあります。

我々は、生きている以上常に変化しているわけですから、古典に

限らず、接するたび印象は変わるのでしょう。

そのⅢでは、いっそう「死」を意識した、文章が見てとれます。

モンテーニュは、59歳で亡くなってなっているようです。

16世紀末フランスの、彼の周りの平均寿命は存じませんが、

50歳代後半はもう「老境」なのでしょうか。

時代が下り、平均寿命が延びたとはいえ、私も「死への準備」

を、もう少し真剣に考えなければならない、時期が見えているかと。 


 

株式投資の基礎 5回シリーズ その2 触れるのは、投資対象を知る 売買の前に分析 信用取引 投資期間

f:id:xmichi0:20200519134454j:plain

何事においても継続した勉強が必要

「その2」で触れる項目を列挙すると

1.投資対象を知ること

2. 株式を買う前に分析を

3. 現物取引信用取引

4. 投資期間

と、なります。

1.投資対象を知ること

投資対象を「株式」と知ると、日本だけでも200万社に上る、株式会

社がありますが投資対象は、株式を公開している会社に限定です。

なぜなら、「自分で探して、情報を得られる」ことが、すべてのスタ

ートとなるからです。

情報源については述べませんが

投資しようとする株式会社が

 ・どんな事業を行なっているか

 ・売上や利益はどうなっているか

 ・会社の動向をニュースで知る

 ・配当や株主優待の動向

 ・株価の水準(全体や、同業他社との比較含めて)

 ・予算で買えるかどうか

 等は、知っておくべきです。

2.株式を買う前に 分析を

売買のポイントとして、2つの視点で売買の時期を知ることが必要

2つの視点とは、ファンダメンタルズ分析テクニカル分析 です

(1)ファンダメンタルズ分析とは、

 財務状況、業績等に基づいて、

 企業の“本質的な価値”を分析する方法です。

 ここで【本質的な価値】とは

収益性 (売上高比率、ROE、ROAなど) 

成長性 (キャッシュフロー、EPSなど) 

安全性 (自己資本比率流動比率など)  の三つです。

よく聞く指標に、PER(株価収益率)、 PBR(純資産倍率) 

があります。

割安判断になる指標ですね。

どちらも市場特性や歴史的背景があり、単純に別の市場のPERやPBR

を比較して、投資していこう、といのは難しい

と認識しておきましょう。

(確り勉強するとすれば、勿論とてもよい投資の切り口です)。

テクニカル分析とは

過去の値動きをチャートで表して、そこからトレンドやパターンなど

を把握し、今後の株価、為替動向を予想するものです。

チャートは取引(投資行動)の結果としてできたものであり、過去に

も似たようなパターンがあれば、将来も同じようなパターンになる可

能性が高いと予測します。

テクニカル分析にはさまざまなメリットがありますが、

当然デメリットもあります。

私見

私見を述べると、ファンダメンタルズ分析に基づく、長期投資

(後述)が株式投資の王道の気がします。

私が、長らく市場で生き延びているテクニカル分析の大立者を知ら

ないだけかもしれませんが・・・。

なお、「分析のもととなる数字が信用できない」となれば、投資対象

市場から外すのが原則、もしくは投資信託等を使った投資で、情報分

析ができうる真のおプロフェッショナルに委託すべきでしょう。

3.現物取引信用取引

通常の取引を現物取引と言います。

まず、株式を買って、ずっと持ち続けるか、一定期間後売却する、

という取引です。

取引手法にもう一つ、信用取引があります。

信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預けて、証券会社

からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする

取引のことです。

預けた担保の評価額の一定割合まで株式の取引ができます。

信用取引の基礎知識(コスト、レバレッジ空売り、繋ぎ売り)を

少し書きます。

➀コスト

信用買いの場合、証券会社からお金を借りるので金利の負担が発生

し、信用売りの場合は売るための株式を証券会社から借りるため

貸株料がかかります。

レバレッジ

信用取引では、差し入れた担保の約3.3倍まで取引ができます。

現物株式取引では30万円しか無い場合、その範囲内でしか取引する

ことはできませんが、信用取引では30万円の3.3倍の約100万円まで

取引することが可能です。

空売り

信用取引の魅力のもうひとつは、株式を持っていなくても「売り」

からも取引ができることです。

信用取引を活用すると、「下がりそうだな」と思う局面でも「売り」

から入り、より安い株価で買い戻すことで利益を狙うことができるのです。

投資のスタンスの幅を広げることができます。

④繋ぎ売り

・権利付最終日に優待A銘柄を現物で買い、同時に信用取引でA銘柄を

新規で売建てます。そして、翌営業日に品渡にて決済することで株主

優待を取得することができます。

・長期的な値上がりを期待して買った現物株式を保有している状態で

一時的な値下がりリスクがある場合、その銘柄を売ることによりリス

クヘッジをすることが可能です。

4.投資期間

(1)まず「短期投資派」の投資方法があります。

➀たった数秒間で株取引を終えてしまう“デイトレード”です。

②1週間ぐらいの期間で株取引をする

スイングトレード”と呼ばれるものもあります。

 どちらにせよ、短期投資は、

「会社の成長のために資金を提供する」というよりも、

「株価の変化にお金を投じる」といった側面が強いことになります。

(2)次に長期投資派

 長期投資を分類するときには、

「バリュー株投資(割安な株に投資する)」

「グロース株投資(成長が見込める株に投資する)」があります。

➀「バリュー株投資」と言うのは、

株価が企業の価値に比べて

割安に放置されている株を見つける投資方法です。

つまり、“掘り出し物”を見つけるというイメージです。

割安だった株価が投資家に

評価されて徐々に上がって行き、

フェアバリュー(企業の価値と株価がイコールの状態)に

遅かれ早かれ近づいていくという考え方です。

②「グロース株投資」と言うのは、

これからの企業の成長に注目する投資方法です。

売上や利益が成長している会社がこれにあたります。

 うまくいけば、急成長に伴って株価も一気に上がっていきます。

しかし、順調に成長を続けている間はいいのですが、

成長が止まると株価が急に下がってしまうことがあります。

 

今回は以上です。

メディアで飛び交う盛りだくさんの「刺激が強い言葉」 関心を引くとの目的からすると当然ですが

f:id:xmichi0:20200518130513j:plain

マスメディア全般とSNS双方をイメージしたい、のです。


1.刺激が強い言葉、例えば

 メディアの世界で、「刺激が強い言葉」 が飛び交く昨今ですね。

文字情報、音声情報、動画等々多くの媒体でそう感じます。

(1)例えば、新型コロナ感染症問題で、某政治家がよく使う「正念場」

少し辞書を引いて切ると

「正念場」 とは

①歌舞伎・浄瑠璃などで、主人公がその役の本質的性格

(性根)を発揮させる最も重要な場面。性根場(しようね

ば)。

②(① から転じて)その人の真価を問われる大事な場面。

重要な局面。

 とのこと。

「自粛を守りなさい」を強調したいのでしょうが、短期簡に繰り返す

とさすがに、記憶に残っていますから

あれ、前回の「正念場」と今回の「正念場」どう違うの?と考えて

しまいます。

最も、こんな疑問を持つことが「日本人の風上にも置けないひねくれ

もの」であるかもしれません。

➀そもそも、発言者は「言葉のあや」であって、数的根拠と深い考察

に基づいた「重い言葉」ではなく、仮に突っ込まれると、返答に窮し

てしまう。

②情報の受け手は、言葉をあまり信用していないし、「受け流す」こ

と多々。

ある意味、受け手は言葉の重みを吟味していて、以前の発信者の発言

は、もう記憶にない場合も多々。

 (2)も一つ事例をあげると「たったひとつ」という言葉

「○○をなくすたった一つの方法」

「△△がうまくいくたった一つの道」

いかにも関心を惹きそうですね。もし、その「たった一つ」が、非

現実なものでなければ、すでに誰かが実行していて、「まだ残ってい

る方法」ではない、気がします。

 2.刺激が強い言葉、目的について

(1)報道を生業(なりわい)としている場合

➀受け手の注意を惹き、注目度を高めて、視聴者やアクセス数を増や

すことで広告収入等の収益向上に資すること、となります。

(いわいる「公共放送」を標榜するNHKも、含みます。)

収益のために報道をやっているのだから、という意味ではアタリマエ

です。

「受け手の注意を惹き、注目度を高めること」の手っ取り早い手段

は、受け手の「恐怖心」に訴えること。

この点、台風、地震等の自然災害は、大きな報道効果があります。

関心の度合いは、地球上の遠い地域のより、身近なほど、大となり

ます。

今回に新型コロナ感染症の報道は、まさにうってつけ。

感染症であること、新規性、地域の広がり、社会的制約強要、長期間

に渡る等、多くの方の関心を引く要素が、詰まっています。

誰しも「死」が怖いし、当然関心はあります。

「死亡報道」も、その報道の仕方でまったく印象が違います。

年代にもよるでしょうが、テレビを見る人は一定割合います。

いわいる「テレビに出る人」の報道は、一定の影響力を持つようです。

私は「煽る」という表現を何度か、このブログでも使いましたが、

そうとしか思えない局面も多々あります。

②報道の倫理、報道の公平性

これは、とても難しい

私が、ああだこうだと論評する世界でありませんが、少なくとも

数値根拠に基づき、ある程度の客観的説明他、報道を望むものです。

報道が収益ビジネスであることは、理解しています。

とはいえ、どの仕事にも「倫理」はあるし、報道という仕事の特性

から「公平性」の意識は重要かと思います。

 (2)情報発信者はだれしも

➀ 情報を発信する場合、何らかの「相手」を想定している訳で、なる

べく多くの方にアクセスしてほしいと思います。

想定する読み手の、関心があるものを、掲載しないとダメなのは解っ

ています。 

関心があることは、多様ですから、いろんな分野、切り口はありま

す。

自由競争の中で、関心を惹くためには、より刺激の強い言葉が、飛

び交うことになります。

タイトルと、本文中の記載内容が、矛盾する場合も、見受けられます。

②情報発信者の「倫理」は、ここでも大切なのですが、実質無法地帯

ですよね。

「誰でも楽にできる」「すぐ役に立つ」「絶対に✖✖できる」等等・・・・・

少し、考えると、どうも変だと思えることは多いのですが、実質は

詐欺まがいに「引っかかる」こともたくさんあります。 

3.最後に

本日は、何ら具体例の引用もなく、私が思っていることを、書き連ね

る形になりました。

私も情報発信者の一人です。

情報を発信する以上、なるべく多くの方にアクセスしてほしいと思

います。

読み手を想定し、読み手の関心を惹く内容を書きたいと思っている

のは、当然です。

であるがゆえに、

ちゃんと考えて書こう。

ウソは書かない。

数字には特に注意すること。

といったことを、自戒を込めて守っていきたい、と思っています。 


 

テレワークは進むが、「オフィス不要論」は、旗色悪しとの私見 人間は群れたがる動物 理屈は後付け

f:id:xmichi0:20200428155315j:plain

今日はテレワークとオフィス不要論の話

1.昨今の新型コロナ対応情勢
5月半ばとなって、日本では緊急事態解除相次いでいます。

5月末には東京も解除?

世界中で、経済再開の動きです。

北半球は暑くなってきたし、素人考えでは第2波は、秋から冬?

一方、インドはまだまだ感染拡大のようだし、あまり暑さは関係

ないのかな?

南アフリカ共和核は、まさに、これから寒くなるから要注意?

やはり、素人予測はやめておきます。

ただし、感染症をもたらすウイルスを根絶しようというのは、無理で

長い長い付き合いとなるのでは、との私見は、引っ込めません。

2.テレワーク最近の事例

さて、タイトルのテレワークですが、事例を二つ見ていきます。

(1)ツイッター、在宅勤務を無期に 

というもの、 2020/5/13 6日本経済新聞 電子版からです。

 新型コロナ:米ツイッター、在宅勤務を無期に オフィス不要論に拍車 :日本経済新聞

ツイッターは12日、世界で働く約5100人の全社員を対象

に、期限を設けずに在宅勤務を認める方針を明らかにし

た。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて米IT(情報技術)

大手の間で在宅勤務の期間を延ばす動きが相次いでいる

が、「無期」とするのは珍しい。オフィスの役割をめぐる

議論にも影響を与えそうだ。 

 同じ記事の中で

在宅勤務をめぐっては米グーグルが先週、6月にも一部のオフィスを再開する可能性があると説明する一方、「大半の社員は年末まで在宅勤務となる可能性が高い」(広報担当者)との見通しを示した。
フェイスブック希望者には全員、年末まで在宅勤務を認めることを決めている。

(2)忍び寄るオフィス不要論 在宅勤務で利用機会減る

2020/5/15 日本経済新聞 電子版からです。

新型コロナ:忍び寄るオフィス不要論 在宅勤務で利用機会減る :日本経済新聞

動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴは、

新型コロナ感染の収束後も全社員約1千人を原則、在宅勤務

とする。

2月中旬から開始後、動画の編集作業なども自宅で対応でき

ることを確認。

通勤時間もかからず、業務効率が高まったと判断した。

 在宅ワークが呼び水となり、オフィスで働く必要性が薄れ

たとして解約に動く企業もスタートアップで目立ち始め

た。

売上高が小さかったり変動が大きかったりする新興企業に

とり、家賃など固定費の負担感は大企業に比べ大きい。

デジタルネーティブ世代の社員が多く、テレワークに切り

替えやすい側面もある。 

 3.オフィス不要論は極論だとの私見

(1)上記2と同じ記事ですが

ただ米IT企業の間では「オフィス不要論」一色というわけ

ではない。

既に顧客対応や給与計算といった業務は低コストの米国外

へ移管が進み、難易度の高いソフトの開発といった対面作

業が不可欠な業務が残る。

在宅勤務で対応しきれない面もある。

 盛り上がる「オフィス不要論」に対し懐疑的な見方をする

ひとり、グーグルのエリック・シュミット元最高経営責任

者(CEO)は10日に出演した米テレビ番組で「(今後は)

社員が距離をとって働く必要性が高まり、必要なオフ

ィスの面積はむしろ広くなる」との見方を示した。 

 (2)私見

人間は群れたがる動物だと、思います。

これは、ネアンデルタール人と対峙した時代から、変っていないは

ず。

日本的な、「働き方改革」議論うんぬんより、もっと大きなことを

言っているつもりです。

なんだかんだと、理屈をつけて、相当な理論構成をして、対面仕事は

ゼロには、ならないとおもいます。

 要は、フェイス・トゥー・ファイスで話をしたがるのが、本性。

 シリコンバレーにしても、情報が、集まるところに人が集まる。

いわいる、テレワークでできる部分はテレワークで。

間違いなく、テレワークやリモート会議、授業は広がるでしょう。

特に初等中等教育の部分が、大きく変わってくるとみている。

一方、そうでない部分、なじまない部分もあって、集まる場所が

必要だと主張は、なくならないと思う。

上記を引用すれば、

難易度の高いソフトの開発といった対面作業が不可欠な業務が残る。

在宅勤務で対応しきれない面もある。

また、Zoom使って、レクチャーしている知人も、「どうしても会っ

てフォローしたい部分はある」と言っています。

繰り返しですが、形態に変化はあれ「集まる場所としてのオフィス」

はなくならない、と思います。 

 

株式投資の基礎 5回シリーズ その1 まずは前口上と投資対象 について

f:id:xmichi0:20200519134454j:plain

何事においても継続した勉強が必要

前口上

読者の関心ごとの一つにおカネ問題があるでしょう。

無論、全く関心がない、と言う方もいらっしゃるでしょうが

そういう方は、置いといて

有価証券への投資、とりわけ伝統的な株式投資について、基本的な

ことを少し整理できればと思います。

私事ですが、私の社会人スタートは証券会社勤務であり、川上から川

下の各部門を経験しました。

その後仕事が変わっても、米国中心に株式市場は、長く見ています。

実際、少額ながら自己で投資もしております。

このブログで、社会、生活、趣味と分けて、いろいろ書いておりま

すが実は株式周りは、少し地理感があります。

個人投資家」と言うと、堅苦しいですが、自分の手持ちの資金を株

式市場に置くことで、何らかの収益を生みたいと、思っている方への

の参考になれば、と思います。

とはいえ、最新の投資テクニックが出てくるわけでは、ありません。

入門講座と言っても、私の体験や主観に基づく部分が多く、内容に偏

りがあるのは、否めません。

まずは、5回に分けて、基礎的なことを書いてみます。

その後継ぎ足し継ぎ足しで、感想文的に書いていきたいと、思っています。

この新型コロナ感染症対応で、株式市場が揺れ動いているのは確か

で、独断と偏見で感じた市場コメント等もするやに知れません。

いわいる「一般論」の集積ですので、よく知っている、興味ない、

という部分は当然読み飛ばしてください。

前口上は、これくらいにして、早速始めます。

 1 投資対象

(1)ここで、投資対象とは、なんらかの資金を投じて、収益を生

む対象を言います。

一番の投資は、自らも参加する「事業投資、つまり事業経営」でしょ

が、これは省きます。

話を混ぜ返すようようですが、かつて証券業務経験者で、事業家の大

先輩から「一番大変だけど一番儲かるのは自分の事業だ。株式投資

はない。」と言われたことを思い出します。

それは、その通りで、自分の事業は、ほぼ100%自分でコントロール

できるわけだから、リスクも見えやすいのです。

(2) 事業経営の次に、思い浮かぶ、不動産投資、商品先物投資は、

ここでは省きます。

日本での資産形成の大きな軸が不動産投資であった(あえて過去形)

のは事実で、今後も不動産収益の着目した投資は、いいと思います。

不動産現物投資は、この項目では触れませんが、リートについては、

後ほど書いてみます。

また、預金・貯金の部分も除ききます。

(3)というわけで、投資対象として株式投資投資信託、FXについ

て、述べていきます。

株式投資

こちらが、今回の話のメインとなります。

まず、基礎の基礎から。

株式投資は成長する企業に投資し、その利益の一部を還元して

もらいます。

ここで取るあげる企業は、情報が外部から解る企業、つまり

「開示」している企業であり、「公開企業」に限定します。

投資資金について、元本保証ではありません。

 この、「元本保証」は、キーワードのひとつです。

いわいる広義の「金融商品」には、元本保証を銘打ったモノもあるや

に聞きますが、これには触れません。

リスクを負ってリターンを得ようとする行動と「保証」は、矛盾

する概念です。

さて、

会社の利潤の一部から得られるリターンですが、大別して3つ

ⅰ)「インカムゲイン

 投資先の企業の業績がよければ、利益の一部から「配当」という

形で、投資家に還元されます。

ⅱ) 「キャピタルゲイン

これは売買益といわれるもの。

株式を購入したときの価格より、売却したときの価格が上回っていれ

ば、その差額が売却益となります。

ⅲ)「株主優待

これはいわば「オマケ」のようなもので、その企業の製品などが株主

に配布される制度です。

日本独特の制度の面がありますが、使い出はあります。

専門紹介コーナーもたくさん企画されています。

もちろん、すべての企業が実施しているわけではありません。

(税金の話)

なお、投資収益と税金は切っても切れません。

証券税制も、それなりに複雑です。

個人投資家の観点から見た、収益への課税、確定申告制度活用等に

ついては後述します。

 ②投資信託

投資のプロに資金運用を任せます。

リターンは少なくなりますが、リスクも軽減されます。

難しい概念ですが、堅苦しく言うと

投資信託(ファンド)」とは、

・投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、

・運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で

・その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される

 仕組みの金融商品、です。

「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの

運用方針に基づき専門家が行います。

当然、投資対象によりさまざまな金融商品が組成されます。

 たとえば、「不動産収益から発生するリート」もそうです。

国際分散投資には、この投資信託形式も重要です。

後述します。

③FX(外国為替証拠金取引

為替相場の動きによって差額の収入を狙う取引です。

・少ない資金でもレバレッジで大きな効果

・取引手数料が0円&スプレッドも狭い

金利差(スワップポイント)が得られる

円高でも円安でも利益を出すチャンスがある

等の特徴があります。

こちらも、後ほど、書きます。

 

といった具合に、書き連ねていきます。

「中高年michiのサバイバル日記」の一項目ですが、「シリーズの

更新」は「投資・金融」項目として独立させるつもりです。

よろしくお願いします。 

史記列伝の「大史公(司馬遷)曰く」の引用とコメント 「その5」最終です 感想はやはり「熱き想い」

f:id:xmichi0:20200323161153j:plain

同じイラストを使います。「古典からのインスピレーション」

司馬遷の「史記」から、「大史公曰く」を続けます。

前回の紹介は2020年5月6日です。

史記列伝の「大史公(司馬遷)曰く」の引用とコメント その4 「古さ」を感じないのは、人間が変わらないから? - 中高年michiのサバイバル日記

今回は最終「その5」ですが、「その1から4」と同じ構成にし

ます。

 1.司馬遷の「史記列伝」とは

史記」とは、著者の司馬遷、成立過程含め著名ではありますが

一度整理します。  

史記』(しき)は、中国前漢武帝の時代に司馬遷によ

って編纂された中国の歴史書である。

正史の第一に数えられる。二十四史のひとつ。

計52万6千5百字。

 『史記』のような歴史書を作成する構想は、司馬遷の父の

司馬談が既に持っていた。

だが、司馬談は自らの歴史書を完成させる前に憤死した。

司馬遷は父の遺言を受けて『史記』の作成を継続する。

紀元前99年に司馬遷は、匈奴に投降した友人の李陵を弁護

したゆえに武帝の怒りを買い、獄につながれ、翌紀元前98

年に宮刑に処せられる。

この際、獄中にて、古代の偉人の生きかたを省みて、自分

もしっかりとした歴史書を作り上げようと決意した。

紀元前97年に出獄後は、執筆に専念する。

結果紀元前91年頃に『史記』が成立した。

 『史記』は司馬遷の娘に託され、武帝の逆鱗に触れるよう

な記述がある為に隠されることになり、宣帝の代になり司

馬遷の外孫の楊惲が広めたという。

 史記 - Wikipedia

   その中でも、極めて面白いのは「列伝」です。

 これも繰り返しの愛読書ですが

筆者司馬遷の論評である「大史公曰く」は、非常に考えさせられる

部分がたくさんあります。

今回も私の主観で、ランダムに取り上げます。

これに対して、私のコメントを述べるスタイルとしてみます。

  2. 引用 (その5)

そこでこれらの十人のうち、清廉なものは模範となりうる

し、不正の者は教訓となしうる。

かれらは術策を用いて民を導き、悪を禁じ邪とどめたので

あって、かれらも、ひととおりは、その天性に文と武の徳

をかねそなえていた。

残忍苛酷ではあったが、それでもそれぞれの官位に当てはまっていた。

 酷吏列伝 第六十二 五冊 P70

  michiコメント

  どんなタイプの人物からも、学ぶところあり、読み手の力量次第、

ということですね。

 

世の中の凡俗さに流されず、権勢や利益を求めて争うこと

もなく、上の者のに対しても下の者に対してもかたくなに

こだわることなく、自分は誰からも害を受けない。 

それは道の働きに似かよっている。

故に滑稽列伝第六十六をつくるーーー太史公自序

 滑稽列伝 第六十六 五冊 P128

  michiコメント

  いろんなタイプの人物を、幅広く書き込んでいるのが史記列伝の

 魅力の一つ。また老荘思想への評価も私のお気に入り。

 

このようにみてくると、富をつくるの一定の職業はなく

また財貨は持主がいつまでも決まっているわけではない。

能ある者のところへは(財貨が)どんどん集まるし、おろ

か者のところからは、ばらばらに逃げていく。

千金の富豪家は、城一つ大名に肩を並べ、巨万の金があれ

ば、これこそ王者と楽しみを同じくする。

前に言った「素封」というわけである。

そうではあるまいか。

貨殖列伝 第六十九 五冊 P174 

   michiコメント

 富を作るのは、本人次第ですね。

それに至る道は、決まっていない。

運含め、環境の影響も確かに大きいとは思いますが

能力があるとお金が溜り、愚かだと、お金が逃げていく。

これも、昔から全く変わっていません。

 

屈原は追放せれて『離騒』をあらわし、左丘はめくらと

なって、ここに『国語』ができた。

孫子は脚を切られてから、兵法を述べたし、呂不韋は蜀に

追いやられて『呂覧』が伝えられ、

韓非は秦で囚われ、説難・孤憤の二篇(は世に知られた)。

詩経』三百篇は、おおかたは聖人賢者の憤懣を発して作

られたところのものであった。

これらの人々は心に何かの欝結があってそれのはけみちが

得られなかったのである。」

故に私は過去のことを述べつつ、未来のことを予想する。 

太史公自序 第七十 五冊 P193 

   michiコメント

皆、何らかの強いわだかまりがあり、それが作品として結実し、

(本人には解らないが)後の人が、その作品を基に、いろいろ考える

まさに、司馬遷の気持ちが集約されていますね。

  3.最後に

先だっての「韓非子」シリーズに続き、「史記列伝」を

岩波文庫に沿って、5回に分けて引用、コメントしてきました。

 過去に先人が分析しつくしていることではあるでしょうが、

私は改めてゆっくり読み進めていて、司馬遷の強い執念を感じます。

史記」は無論歴史書ですが 司馬遷の思いがないと、書けなかった

書物です。