書評
小さな自分だが広く大きく考えたいとの願望をイメージ 21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 スティーブン・ピンカー/著 橘明美/訳 坂田雪子/訳 出版者 草思社 2019.12 1.概要 知の巨人ピンカーが綴る、事実に基づく希望の書。 人々の知能、…
自己啓発観点からの書籍引用 6回目 1.改めて「自己啓発」について 世の中には、相変わらず、自己啓発サイト、溢れています。 そして、私の見解も相変わらず、以下の通りです。 私自身が、語れることなど、たかが知れている。 しかも「実績がないと同じ言…
岩井さん著作は、この本棚のイメージでいきます。 岩井克人「欲望の貨幣論」を語る 岩井克人/[述] 丸山俊一/著 NHK「欲望の資本主義」制作班/著 出版者 東洋経済新報社 2020.3 1.概要 先日紹介した「経済学の宇宙」は、岩井さんの自伝的要素がありまし …
敗戦記「その6」も同じイラスト 本年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」と いうのをアップしていますが、今回6回目です。 イラストもあえて、同じものを使用、趣旨も同じで、硬軟とり交ぜ、 当ブログ読者への何らかの参考となれば…
哲学者の素養を持つ皇帝ハドリアヌスのつもりです。 ハドリアヌス帝の回想 原タイトル:Mémoires d'Hadrien マルグリット・ユルスナール/[著] 多田智満子/訳 出版者 白水社 2008.12 1.概要 あまねく世界を支配した古代ローマの、五賢帝の一人と称えられる…
フランス革命についての省察 原タイトル Reflections on the Revolution in France エドマンド・バーク/著 中野好之/訳 出版者 岩波書店 2000.7, 8 1.概要 フランス革命への批判がなされていて、保守主義の聖典といわれてい ます。 『省察』は私的書簡と…
定住から初期国家成立までの4000年をイメージ 反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー 原タイトル 原タイトル:Against the grain ジェームズ・C.スコット/[著] 立木勝/訳 出版者 みすず書房 2019.12 1.概要 (1)話の論点は、 豊かな採集生活を謳…
長年の広範な読書に支えられた岩井克人さんの頭脳をイメージ 経済学の宇宙 岩井克人/著 前田裕之/聞き手 出版者 日本経済新聞出版社 2015.4 1.概要と目次 「不均衡動学」はじめ次々と斬新な経済理論を生み出してきた学者・ 岩井克人、とさらりと、紹介み…
長年の広範な読書に支えられた岩井克人さんの頭脳をイメージ 経済学の宇宙 岩井克人/著 前田裕之/聞き手 出版者 日本経済新聞出版社 2015.4 1.概要と目次 「不均衡動学」はじめ次々と斬新な経済理論を生み出してきた学者・ 岩井克人、とさらりと、紹介み…
政治、経済々日本史の切り口はあれど、ここまで詳細な気候変動視点は初めて 気候で読み解く日本の歴史 異常気象との攻防1400年 田家康/著 出版者 日本経済新聞出版社 2017 1.概要 長期に及ぶ寒冷化や干ばつが引き起こす飢饉、疫病、戦争…。 日本の歴史…
自己啓発観点からの書籍引用 5回目 1.改めて「自己啓発」について 世の中には、相変わらず、自己啓発サイト、溢れています。 そして、私の見解も相変わらず、以下の通りです。 私自身が、語れることなど、たかが知れている。 しかも「実績がないと同じ言葉…
古代ギリシャ建造物と言えば日本人にはパルテノン神殿でしょうか 古代ギリシャのリアル 藤村シシン/著 出版者 実業之日本社 2015.10 1.概要 古代ギリシャの神々や人々の生活についてわかりやすく解説した本です。 今では白いイメージが強いギリシャは古代…
敗戦記その5も、同じイラスト 本年1月10日から 「読書感想文もどき」に至らなかった「敗戦記」と いうのをアップしていますが、今回5回目です。 イラストもあえて、同じものを使用、趣旨も同じで、硬軟とり交ぜ、 当ブログ読者への何らかの参考となればと・…
過去を踏まえて、新しい付加価値を提供するのが学者 21世紀の人類のための21の思考 原タイトル:21 lessons for the 21st century ユヴァル・ノア・ハラリ/著 柴田裕之/訳 出版者 河出書房新社 2019.11 1.概要 (1)(裏表紙の表現かりると) 『サピエン…
過去の膨大な情報蓄積の上に、自己の新機軸を展開 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 原タイトル:21 lessons for the 21st century ユヴァル・ノア・ハラリ/著 柴田裕之/訳 出版者 河出書房新社 2019.11 1.概要 (1)(裏表紙の表現かりると) …
過去を踏まえて、新境地を開くのが学者の役割 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 原タイトル:21 lessons for the 21st century ユヴァル・ノア・ハラリ/著 柴田裕之/訳 出版者 河出書房新社 2019.11 1.概要 (1)(裏表紙の表現かりると) 『サ…
小さな自分だが広く大きく考えたいとの願望をイメージ 21世紀の啓蒙 下 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 スティーブン・ピンカー/著 橘明美/訳 坂田雪子/訳 出版者 草思社 2019.12 1.概要 知の巨人ピンカーが綴る、事実に基づく希望の書。 人々の知能…
自己啓発観点の書籍からの引用4回目 1.改めて「自己啓発」について 世の中には、相変わらず、自己啓発サイト、溢れています。 そして、私の見解も相変わらず、以下の通りです。 私自身が、語れることなど、たかが知れている。 しかも「実績がないと同じ言…
政治学、日本政治思想史の丸山真男、イラストは東大 日本の思想 丸山真男/著 出版者 岩波書店 1992.2 1.概要(感想ぶくみ) タイトルにも、書きましたが、この本からの抜粋で、よく国語の「現 代文」の試験問題ができたとか。 「懐かしい」と言う方も多い…
アンダルシーアにあるアルハンブラ宮殿です アンダルシーア風土記 著者 永川玲二/著 出版者 岩波書店 1999.7 1.概要 著者によると「スペイン文化を見て回る日本人旅行者のために案内 記」の依頼を受けたことから始まったようですが、出来上がりは ヨーロ…
『哲学と宗教全史』から、今回はこぼれ話的抜粋 1.出口さんの『哲学と宗教全史』を再度 出口治明さんの「哲学と宗教全史」については、それこそヤマほど 書評や解説があります。 私も、先日、第12章の20世紀の哲学者5人部分だけを、抜粋して紹介 しました。…
建築物から古代ローマをイメージしたかったのです 自省録 マルクス・アウレーリウス/著 神谷美恵子/訳 出版者 岩波書店 2007.2 1.概要 真面目な本です。 J.Sミルによると「古代精神の最も高い倫理的産物」とのことです。 wikipesiaをひくと 最後の五賢帝…
それぞれの英知が詰まったたくさんの書物の集積のイメージ 哲学と宗教全史 著者 出口治明/著 出版者 ダイヤモンド社 2019.8 1.概要 ライフネット生命創業者で、立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんの著作です。 日本人最大の弱点「哲学と宗教」を世…
また本棚ですが、本日は社会学の名著が多数並んでいるイメージ 社会学の名著30 竹内洋/著 出版者 筑摩書房 2008.4 1. 概要 ブックガイドを読書感想文として、紹介するのは邪道かもしれま せん。 私個人は、全体論を知るために、こういったガイドもよく読み…
乱読・多読の若き日の「水木しげる」イメージ 戦争と読書 水木しげる出征前手記 著者 水木しげる 荒俣宏 出版者 KADOKAWA 2015.9 1.概要 ある書評は、 20歳の水木しげるが出征の直前まで考え続けた、死ぬ意 味、戦争の無意味…。 人生の一大事に臨んで綴っ…
古典がたくさん詰まったモンテーニュの書庫イメージ 1.モンテーニュの「エセー」とは 韓非子 司馬遷(史記列伝)、マキアベッツリ、ロシュフーコー等々 このブログで、私が長年読んでいる古典を引用・紹介していますが、 今回はエセー、3回目(最終)です…
同じイラストを使います。「古典からのインスピレーション」 司馬遷の「史記」から、「大史公曰く」を続けます。 前回の紹介は2020年5月6日です。 史記列伝の「大史公(司馬遷)曰く」の引用とコメント その4 「古さ」を感じないのは、人間が変わらないか…
戦争のイメージ、戦争継続も政治の一形態です。 1.広田 弘毅の評価 広田 弘毅(ひろた こうき)をwikipediaでみてみると (1878年2月14日 - 1948年12月23日) 日本の外交官、政治家。勲等は勲一等。 旧名は丈太郎(じょうたろう)。 外務大臣(第49・50・5…
次回の1万円札に登場の渋沢栄一の話です。 1.古典の効用、再論 2020年2月17日の読書論ブログの中で、古典に関することで 読書について先人の厳しい意見 なるほどですが、実行は困難伴う 私見は「諦めも肝心」 - 中高年michiのサバイバル日記 下記、出口治明…
古典のたくさん詰まったモンテーニュの書庫のイメージ 1.モンテーニュの「エセー」とは 韓非子 司馬遷(史記列伝)、マキアベッツリ、ロシュフーコー等々 このブログで、私が長年読んでいる古典を引用・紹介していますが、 今回はエセー、2回目です。 初回…